鏡の守り人（二）

　京に鬼が出没するという知らせに、立ち上がる人々が居ました。彼等は人知を超えた戦いに挑みます。人々の平穏な営みを守る為に、己の持てる力の全てを懸けて――。

　『鏡の守り人』の続編にあたる今作。その勢いは前作から少しも衰えていません。勿論、前作を未読の方にもお勧めです。

　が、恐らく今作をお読みになれば、前作にも手が伸びる事と思いますよ！

下野国、深い山の中にある大沢の里を
舞台に繰り広げられる本格時代小説…と
　思いきや、途轍もないホラーからのSF！
しかも、読み始めたら止まらなくなる咒の
かかる軽妙にして重厚な物語

　【鏡の守り人】の待望の続編！！


嘗て大災厄から里を、いや、国を命懸けで
救った『守り人』たちの許に再び不穏な
報せが舞い込んで来る。

　京の都に　鬼　が出没するというのだ。

遠く離れた都で一体何が起きているのか？
いや、何か起きようとしているのか…。
災厄の影を感じた彼等は、請われるままに
京へと旅立つ。
　その道行には、恐ろしい呪いや怪異
そして，自らの過去との対峙が。

更に、彼等の動きを密かに…続きを読む