コロシアム、様々なジャンルでの戦いを勝ち抜いて、辿り着いた決勝戦の場。
最強の対戦相手が降臨する。
奴は、まさかの……
彼は思わず叫んだ、「〇〇〇!」
そう、まさかの、あいつ!
もう、あいつのことを「〇〇〇」と呼んでしまいそうな自分がいる……。
世界の珍しい鳥の生態が、面白可笑しく紹介され鳥類の知識も得られ、自分でいろいろ調べながら、動画も見ながら、「なるほど」と納得しつつ読み進められる。
とても勉強になる一方で、このシリーズ(お題「妖精」からのシリーズ)を読んでいる人にはたまらない可笑しさがある。
短編でとても読みやすいので、そちらも合わせて読んでみることをお勧めしたい。
これを読むと、「トリ」というものの世界に強く興味を持つようになります。
世界中の鳥という鳥が、様々な部門で優勝を競ってしのぎを削る。
「求愛ダンス部門」や「迷彩部門、「静止部門」など。
みんなが大好きな「あの頭のおっき鳥」も出るし、口の大きい無謀なあの鳥も登場。
他にも色々と珍しい鳥も登場するので、気になった名前があったら検索してみると「おもしろ写真」が出てくるのでオススメです。
特にカタカケフウチョウ。この名前を聞いて「どんな姿だろう」と思った人は、是非とも一度検索を。「なぬ?」と目を見開かされることは確実。
「世界のトリ、面白い!」と、本作を読むと鳥の世界の楽しさをしみじみと感じるようになります。
その上で更に待っている、「禁断の部門」。そこでの勝者に輝いてしまうのは、一体どんなの鳥なのか。
自らの鳥の知識を紐解きつつ、是非とも本作を読んでみて欲しい。「あの鳥は出るかな」、「この鳥は」とか想像を刺激されるので、とにかく楽しい時間となります。