二人は10歳の時に出合いました。優しい心を持つロゼと彼女に惹かれていく弟、ソラリス。
しかし、ソラリスは最初は自分に自信がなくて悲し気な表情をしていました。自分の生まれた状況に苦しんでいたのです。
ロゼは、そんな弟が愛しく、姉として守っていきたいと思うようになります。
ソラリスとロゼはお互いを敬い、少しずつ成長していきます。
それと共にソラリスは、姉、ロゼに対する気持ちもどんどん変わっていく。
ロゼは、ソラリスは弟であることを思って大切にしていたのですが、真実が分かると、状況は一変します。
まだ若い二人はお互いの本当の気持ちが分からずにいますが、仲のよい二人の日常は優しい温かい愛情に溢れています。
作者様の紡ぎ出す、ふんわりした雰囲気、美しい情景など読み手を癒してくれる。
ぜひ、ロゼとソラリスの二人の恋愛模様を読んでいただきたい。
お薦めいたします。
年下溺愛系男子ソラリス(弟)と芯が通った無邪気なロゼ(姉)が心を通わせる物語です。
キャッチコピーにもある通り、二人は実の姉弟ではありません。
作中で時の流れと共に成長してく物語なので、次第に可愛いだけではない彼の様子が見え隠れしてくるのもキュンとします。
ライバル役のラファティも推したいキャラクターです。
余裕があって冷静で人当たりも良く、ソラリスとはまた違う魅力があります。
作者様の作品に共通している透明感のある文章で綴られる日常的な描写も魅力的です。
ヒロインとヒーローが笛を吹いている場面、縫い物をしている場面、穏やかで美しく描かれています。
物語はちょうどソラリスの転換期を迎えました。
彼がどのように成長していくのか楽しみにしています!