貴方は知っていますか。
廃校になった校舎を宿泊施設に改造し、25メートルプールでつかれる温泉があることを!
給食の雰囲気のある食事や、子供の声での校内放送を用いた連絡。
面白れぇ〜!!
貴方は知っていますか。
食事処でご飯を食べると、入ることのできる秘密の温泉があることを!
HUNTER○HUNTERの焼肉定食を思い出します。
ロマンとワクワク、たまんねぇ〜!
私の口から語ってしまってはもったいないのでここらで止めておきます。
読みやすい語り口と程良い文量で綴られる津々浦々、様々な隠れ温泉施設。
創作か、実在か悩むような施設が多くてついつい検索してしまいます。
検索して現地の写真を見ながら読むのも楽しいです。
筆者の方はとても気のいい方で、アレコレ気になってコメントすると、色々教えてくれます。 勉強になるし、面白いお話が聞けます。
コメントするの大好き人間に優しい筆者さまです。
創作のネタに、旅先探しに、如何でしょう。
旅の途中、ふと目に入った「運」の暖簾に惹かれて立ち寄った店に、まさかの炭酸泉。
山奥のひなびた食堂で出会った油臭ぷんぷんの源泉。
廃校をリノベーションした校舎で、こたつに入りながらぬる湯にとろける冬の夜。
冷たく澄んだ野湯に凍えながら、知らない人と並んで入る夏の日。
そして、土砂災害からの復活を目指して懸命に手を動かす人々と、目の前で湧き上がる『奇跡の湯』。
どこか懐かしくて、どこか特別。
五感に残る、記憶に焼きつく、一期一会の温泉たち。
このエッセイには、湯と人と運命が交差した、とびきりの旅の記憶が詰まっている。
温泉に浸かるたび、心がほどけていく。
忘れられない湯は、人生の風景になる――そんな読後感をあなたに。