22話 喧嘩←すぐ終わる
俺の名は海凪。
現在、喧嘩が起こりそうなため、すごく不安だ。
喧嘩を止める?
そんなのフツーな俺には無理だ。
「あなたが先輩をチビ呼ばわりしている方ですね」
「お嬢さんは誰だ?」 「少なくとも僕たちは初対面だ」「名乗るのが先ではないか?」
いや、どう考えても対応が違う……。
あのときの村娘ちゃんとは全然違う。態度が!
「そうですね」「私はフェンネリアです」
「そうか僕はアタラツだ」
アタラツ? それはあんたの名字じゃ?
「アタラツさん、率直に言います」「先輩をチビ呼ばわりしないでください」
「何を言っているのかわからないな」「その先輩とやらが僕にはわからない」
「トテラ先輩のことですよ!!!!!」
「あ~」「なるほど……」
「そうだそうだ~」「トテラちゃんはチビじゃないんだ~」
「フフッ……」
あの笑みは!!
「ああいいともいいとも」「そうしてやるさ」「ただし条件がある」
「何ですか!!」
「君は僕の言うことをすべて聞き、それを実行しなければならない」
「いいですとも、やってやろうじゃありませんか!!」
ん? これってあきらかに叶が有利な気がする……。
「ならば今ここで宣言してくれ、この僕に従うとね」
「はい」「ウフンッ」「これより私、フェンネリアはアタラツに付き従うことを宣言する!!!!!」
「フハハハハ」「ハハハハハ」「ダンジョン二つ目!!」 「ノーリスク・ハイリターンだ!!!!!」
……。
「なぁ、トテラ」「ここの
利益と損失が全然噛み合ってねぇぞ。
「どゆこと?」 「ネリアちゃんといっしょにいられるようになるんじゃないの?」
聞く人間違えた、こいつもここの
「みなぎよ」
「はい」
「今さっき、こいつが部下になったフェンネリアだ」
知ってる~。てか、一部始終見てたし~。
「はい」
「今日は大収穫だ、ところでうちに帰りたいんだが、どうすればいいか知っているか?」
「それは俺以外に聞いた方が……」
「ハイハーイ!」「トテラちゃんが答えるよ!!」 「実はね……」
はよ言え!
「今でも帰られるんだよ!!」
「ならば帰るぞ」「やることがいろいろある」
「私はどうするんですか?」
「僕の言うものをダンジョンで出してくれ」
「もちろんですとも!」
「サツマイモトウモロコシジャガイモ米小麦大麦ライ麦燕麦あっ精麦と精米ができる機械もだなあと蜂蜜砂糖塩胡椒酢醤油酒他は……」
「待ってください!」 「なんですかその物は!」
「何とはなんだ、生活必需品たちだぞ」
最初のは主食だな、ライ麦とか燕麦は飼料? 牧場でも作るのか?
「無理です……」
「なら何を持っているんだ?」
「……」
「どうした?」
天才? が異世界に行くと世界征服をするそうです。 (いや、普通そうはならん) Yuisei @yui-sei
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。天才? が異世界に行くと世界征服をするそうです。 (いや、普通そうはならん)の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
近況ノート
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます