片想いに継ぐ、片想い。ずっぱい初恋からの成長

児童文学として書かれた作品。

うさぎの人形をつくる手芸好きな男の子が、ドラゴンをつくる男の子と、ハンドメイド対決するお話をストーリーに、「片想い」と、男の子の成長が描かれています。

どっちが勝つのかもさることながら、「なぜ彼がうさぎの人形をつくるようになったのかな?」というのが、私には興味深く読ませていただきました。

思い出が、今に現れたとき、子どもだった頃には大きかったものが、なんか、そうでもなかったんだな、と成長した感じだとか。
隣にいる同級生の存在が大きくなる印象に、共感しました。

切ないけれど、いい経験を経て、大人になってそれぞれに幸せになればいいなと思いました。