よくできたSFと思って読んでいくと裏切られる。結末はよく読めば危なくないのだけど、ホラーじゃないのだけど、やっぱり怖い。
この作家先生独特の、重厚な言葉選びで奏でられるスペースオペラでございます。2000文字以内で、ものすごい読み応えがございます。地球から、もはや火の鳥レベルのいく月日を飛び越えた、「それ」が夢を見る時……。一体何を見つけるのだろう。ご一読を。