人間のタイプは「💧みず⚡️でんき」

加賀倉 創作【FÅ¢(¡<i)TΛ§】

人間のタイプ、マジで「水💧電気⚡️」で草🌱

 ニンゲン。


 げきやばポ◯モン。


 タイプ、みず・でんき。


 あらゆるどうぶつのなかで、トップクラスにやばい。いろんないみでやばい。そのせいたいは、たしゅたようすぎるので、かつあいする。というかぐぐれかす(演出上の暴言を陳謝)。


 不良品ポ◯モン図鑑がそう言うのも、無理もない。


 人間が激ヤバなのはまた別の機会に語るとして……


 実際、人間は、いやもっと言えばほとんどの生物は、水と電気に支配された生き物である。


 それはなぜか。説明する。



 💧



 第一に、水。


 我々は水を飲まねば死ぬ。水抜きでは一週間と体はもたない。人体は、重さで言うところの60%前後(エケチャンはもっと潤ってるしゴロージンはもっと乾燥してます)が、〈水〉でできている。

 水は、あらゆる生命維持に必要である。細胞の維持、有形成分、各種栄養素や酸素などの運搬、毒素や不要物質の排出。水というのは、その宿主を国や土地へと拡大して嵌めて言えば、敷かれた河川の迷宮により共同体同士が結びついて広域な人間社会が機能するのと同じくして、あらゆる滑らかさの源となるのである。



 ⚡️



 第二に、電気。


 我々の全身には、電気が流れている。


 いや、より正確に言えば、「我々の全身に電気が流れることによって初めて、我々は動くことができる」のである。


 神経伝達物質の鍵は〈活動電位〉、平たく言えば〈電流〉である。先にあげた水も媒介物としながら、ナトリウムイオンとカリウムイオンという〈電荷〉をもつ物質が、昼夜全身を駆け巡っている。それらが幾億幾兆の細胞内外を出入りし、微弱な〈電気信号〉となることにより、脳を、筋肉を、全身を働かせているのである。


 すなわち、〈電気〉というのは我々人間にとって、電気椅子的な、スタンガン的な恐ろしい存在ではなく、欠かすことのできない科学パートナーなのである。


 もちろん、よくない〈電気〉も流れている。


 それは例えば、頭部で起こる。


 まず、我々の脳からは、脳波という〈電磁波〉の類が、複数の周波数で放出されている。

 次に、体液が過度に酸性化した我々現代人の口というのは、その中に銀歯や矯正器具の金具あるいは金属製カトラリーなどが入った際に、それら金属の一部が不要なまでに酸性度の高い唾液によって溶解、イオン化して電荷の偏りが生じ、〈電流〉──これをガルバニック電流という──が流れ、〈電場〉から〈磁場〉へ、そして〈電磁波〉が発生する。

 そして、脳からの脳波という〈電磁波〉と口内でのガルバニック電流由来の〈電磁波〉が干渉し合うことで、頭痛を始めとする各種体調不良を来すことがある。


 人体は紫外線という名の〈電磁波〉を浴びてコレステロールからビタミンDを作る(食事で摂取も可能ではある)が、これができないと、皮膚上の抗菌バリア機能が脆弱化するし、ビタミンDが充分量あれば加勢されているはずの免疫機能は落ちるし、体内のミネラル均衡の適正化、骨や歯における石灰化が正しく行われない。


 そしてそもそも有用〈電磁波〉の曝露──日光浴量が少ないと鬱だったり、自律神経系の異常からくる心身の不調も起きやすい。


 ちなみに「有用」〈電磁波〉と敢えて表現したのは、人体にとって有害な〈電磁波〉もあるからである。液晶デバイスからの光刺激や、自然界での原始的生活では浴びるはずもない量のWi-Fiや4Gや5G技術由来のマイクロ波(それらは例えば電子レンジマイクロウェーブに近似した周波数を持っていたりする)は、何らかの影響力を持っていないはずがないのである。もし、万一これを ──それは陰謀画策者が真の陰謀をオカルトチックな響きにしてデマゴギー化するために発明した詐欺的造語であるため軽率な使用は控えることをお勧めする──と揶揄したい方がいるのであれば、電磁気学や放射線物理学のテキストをひと攫いしてからにしていただきたい。


 他にも、冬場にドアノブに触れた時に、バチバチっと、〈静電気〉が流れる、という卑近な例ももちろんあれば……


 近年では、「アーシング」なんてのもよく耳にする。裸足で大地に触れて放電することで体調を整えることができる、らしい。



 💧⚡️



 水と電気と、ともに生きよう。


 余談:水道・電気・ガス、公共料金下げろ!



   〈怒💢〉

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