男と女の問題ですが幾重にもくるくる廻っています

今まさに人類が伝染病で滅びかけている時、個人にはつがいとなる異性を自らの意志で選んだりもしくは拒絶する権利は存在するのか……
このテーマは小松左京が『復活の日』で描いていました。ただ本作が異なるのは生き残った二人が逆の側のトランスジェンダーどうしであったこと。このなんとも皮肉な運命の果てに待っているのは……