パタパタ犬

@sakanatus1

第1話

ある日、犬が空から降りてきた。 

小さい羽があり、羽をパタパタ、パタパタさせて降ってきた。


パタパタ犬らしい。


降りてきて、それから、犬は歩いた。

ニオイをかいで、それを頼りに歩く。


そこに美味しい香りがやってきた。

犬は香りに惹かれていく。

おいしい香り。


追っていくと、大きな家に着いた。

家の中で、パーティーがされてるようだ。


犬はか細い声をあげ、うらやましそうに見る。


ギィイイイ!!


扉の開ける音、家の住人が開けた。

主人のようだ。

「さぁ、おいで」

主人ば犬を家に入れた。

おいしい物をくれると思っていたが違った。


そこは食品工場だった。

中に入ると、犬は主人の部下に捕まえられる。


「ワン、ワン、ワン!」

犬は野太く叫び、抵抗する。


「ほら、眠れ」

後首をつかまれ、眠り薬の注射を入れられて、犬は瞬く間に眠った。


起きると、犬は幽霊になっていた。

体がない。目覚めた場所は、眠らされた場所だ。


気づくと、犬の体は切り刻まれ、食品材料になっていた。肉として。


他は、、、  


犬は工場を歩き、さまよう。

暗い部屋ばかり。


さまよう先に、一人明るい声がした。

「フン、フン、フン♪」

鼻歌。部屋を見ると、パティシエが何か作っている。ケーキのようだ。


クリームがケーキにぬられようとしている。

犬はクリームにとりついた。


クリームがぬられていくと、犬はケーキになった。


ケーキは完成する。

夜の夕飯に出される。

今夜はクリスマスだ。


会場に運ばれる。

食事後、工場の主人と家族が食べる。


「おいしいね」

「クリームが香ばしい」

会話が弾む。



その矢先

「うっ! 腹が痛い!」

突然の腹痛に苦しみ、倒れる。

皆が驚き、介抱して、医者を呼ぶ。


その瞬間!

ブギュ!

「ああああー!」

突然の激痛

主人の腹から、食い破って、何かがでてきた。


犬だ。

「アオーン アオーン!」

遠吠えを上げる。

「ギャーーー!!」

皆はびっくりして、悲鳴をあげる。

「なんだ? どうした?」

医者が治療の為に遅れてきたが、突然のことに驚く。

悲鳴を聞いて、料理人、パティシエもやってくる。


「捕まえろ!」

皆が犬を捕まえようとする。

しかし、犬は小さい羽根を生やして飛び、素早くよける。


犬は、工場の家族や医者、料理人にかみついて、飛びかかり、やっつけていく。

皆が逃げまとう。

「ガルルルルル」

「ギャー!」

当たりは騒然になる。次々い人間を退治していく。

最後にパティシエにも噛み付こうとしたが、体を作ってくれたので、見逃した。


「アオーン!」

犬は一吠えすると、小さい羽根を広げ、パタパタ動かし、空へと飛んでった。


犬がパタパタ犬と呼ばれるのは、この出来事があった事に起因するそうだ。


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