永夜に輝け、不滅のネバーランド

ゆっくりA

永夜に輝け、不滅のネバーランド

永遠に輝け、不滅のネバーランド


僕達の村には、元々村人が10人だったんだ

毎日充風満帆な生活だったんだ

でも、ある日その日常は壊される…

そう…

─あの忌まわしき怪物のせいで…


この村で最も早起きな僕は、顔を洗っていた

気持ちの良い朝だった

でも、突然後ろから物凄い殺意とプレッシャーが僕を襲ったんだ…

そこにいたのは…

─humankiller「殺戮人形」だった…

その瞬間、僕の胸からお腹にかけて、鋭い痛みと共に熱い感覚が襲ってきた…

切られたのか…?

正確には違う

1000度もある鎌で切られたのだ…

その瞬間、腕の感覚が消えた…

もぎ取られたのか?

いや、違う

”消滅”させられたのだ…

まるで最初から僕に腕がなかったかのように…

その瞬間だった…

僕の体中に通っていた前信号がシャットアウトさせられたのだ…

そして、僕は力なくしてその場に倒れ込んだ…

そして、僕は何者にも見つけてもらえず

助けも呼べないまま、”消えていった…”

残りの村人は9人…


この村で最も強かった僕は、朝早くから走り込みをしていた

村に出た殺戮…なんちゃらに勝つために

日々厳しいトレーニングメニューを積み重ねていた

でも、そんなものは所詮数値だ

例えどれだけの期間頑張ろうと、どれだけの運動量を持とうと

それは単なる体に蓄積された”日数”に過ぎない

走り込みの最中、僕は眼の前が突如真っ暗になった

気絶したのか?

いや、違う

痛みを伴いながら、真下へと倒れてゆく

僕は殺されたんだ…

そうして、僕は助けを呼ぶこともままならないまま

静かに”眠り”についた

残りの村人は8人…


この村で最もねぼすけな僕は、起きられなかった…

金縛りか?

いや違かった

両足首と両腕首に冷たい感覚があったんだ

鉄の”何か”に繋がれていた

そして、僕の背筋は一瞬で凍ったんだ

遠くから、微かに笑い声と足音、そして刀と刀をすり合わせたような音がしていたんだ

そうして、扉が開く…

そこにいたのは………

残りの村人は7人…


この村で最も金持ちな僕は、朝から最高級の肉を食べていた

そして、昼からはランボルギーニ・カウンタックでドライブをしようとしてた

でも、やつに出会ったんだ…

突如、僕の家の扉が壊され、入ってきたんだ…

山賊とか泥棒とか、そんな生ぬるいものではない

…殺人鬼だ…

僕は殺される…

そう思った瞬間、僕の胸に熱い一筋の閃光が宿った…

そしてそれは瞬く間に鈍い痛みへと変化していった…

僕は肉をえぐり取られた…

僕の胸はその猟奇的殺人鬼に持っていかれ

いつでも内蔵が動いているのを見れた…

そうして、僕は数時間後に出血多量で死んだ…

誰にも見届けられる事もなくね…

残りの村人は6人…


──human Blood「殺戮人形」

この村で最も陽気な僕は、朝から音楽を爆音で流していた

僕は踊り狂い、歌い叫んだ

そうして、ひとしきり終わると僕はお風呂に入る

で緒、や※?■露て差欄ッコ※.........


ザッ…ザザッ…

ザァァァァァァァァァァァ............


…この村で最もサイコパスかつ孤独だった僕は…

…やつらに一泡吹かせようと思い…


─今回の殺人事件を計画し、実行した…


ザァァァァァァァァァァァァ............


この村で最も頭が良い僕は、朝から勉強をしていた

でも、最近はあるものにハマっている

「幻想創学歴戦禄」だった

この物語は細部までこだわり尽くされており

数字の意味もとても興味深いものだったんだ

例えば、6人の村人と3人の村人及び殺戮人形側

それを「6と3で、6の三乗」とし、かくと「6×6×6」

そして余分な×をなくすと「666」

それは悪魔の数字であり、元となっている数

人間と殺戮人形側

それに基づき「人間は悪魔そのものであり、666こそ人間の引き起こす悪魔の闘い」という

とても興味深かった…

でも、そんな考察の時間は消えていったんだ…

気が付けば、僕は死んでいた…

誰にも見つけてもらえずにね…

残りの村人は4人


この村で最も嫌われていた僕は、朝から一人森の中へと散歩に出かけた

それが吉と出て、僕はあの殺人鬼の逆襲から逃げ切れたんだ

でも、僕は胸糞が悪かった…

本当に僕だけ逃げて良かったのか?

そう思ってしまう…

表では嫌われ者を演じていた…

でも、僕は裏では皆のことが大好きだった…

そんな皆を見捨てて、逃げて良いのか?

僕の持ち物は、黒狐の仮面に、黒色のジャンパー、黒色のズボン、黒色の手袋、そして農作物用の鎌…

これだけで過ごしきれるのか?

そんな複雑な気持ちを噛み締めながら、僕は森の中へと姿を消した…

残りの村人は3人…


この村で最も最強で最凶な僕達は、3人揃って出かけていた

出かけるというより、散歩だったな

でも、僕達は見つけてしまった…

”やつ”が人を殺しているところを…

そして、こちらに気がつくと、猛スピードでこちらに走ってきた…

血まみれで、なおかつ”やつ”の目には光はなかった

そして、僕達はとっさにそいつを吹き飛ばす形で殴った

でも、”やつ”は狂ったかのように僕達に襲いかかってきたんだ…

そうして、僕達の本当の力を見せよう

そう思った………


─エンディング

こうして、その集落から、1人の殺人鬼と、6人の村人が消えた

でも、それは単なる数値だ

”人間の数”という、可視化された数値に過ぎない

こうして、またこの世は

─一人、一人と人を消してゆく…

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永夜に輝け、不滅のネバーランド ゆっくりA @yukkuria_doujin

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