エピローグ:次の住人

数日後、不動産会社の宮本は、優斗が失踪したことを知る。


彼が住んでいた部屋を訪れると、そこには"何も異常がない、ただの綺麗な部屋"があった。


部屋は静かで、異変など何もない。


しかし、カレンダーの日付は、なぜか"優斗が入居した日"のままだった。


宮本は訝しみながらも、次の入居希望者を迎えるために、部屋を整えることにした。


その時、彼のスマホに知らない番号からのメッセージが届く。


「ここに来るな」


送信者の名前は――「斉藤優斗」。


宮本は愕然としながらも、部屋の奥に目をやった。


そして彼は見た。


"優斗の顔をした何か"が、鏡の中から微笑んでいるのを――。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

『幽霊のいない家』 如月 煌 @medotu

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ