学校の七不思議

天蝶

Part2

ある古い小学校には、昔から伝わる

「七不思議」がありました。その中

でも一番有名なのは「消える生徒の 黒板」でした。

第一の奇妙な状況

春月小学校の七不思議のひとつに

は、学期の始まりに黒板に名前を書

いた生徒が、その名前と共に姿を消

してしまうという話がありました。

新学期の始まりの日、生徒たちは桜

の咲く中で新しいクラスに集まりま

した。教師の呼びかけに応じて、-

人一人が黒板に自分の名前を書いていきました。

ーつの消えた名前

その年も、A君が黒板に自分の名前

を書きました。「A」と大きく名前を

書いたその瞬間、クラスメートたち

が何か異様な雰囲気を感じました。

しかし、特に気にすることなく授業 が進みました。

ところが翌朝、教室に入るとA君の

名前が消えていました。

それだけではありません。

A君自身も見当たりませんでした。

クラスメートも教師も、不安になりつつも、

A君は一度も学校に来たことがないかの

ように 振る舞い始めました。


‐不可解な調査‐

A君が消えた後、その名前が書かれ

ていた位置に新しい生徒Bが名前を

書きましたが、次の日もまた同じ事

が起こりました。Bも姿を消してし

まったのです。 教師たちはこの事態

を校長に報告しましたが、何度も同

じ結果が線り返されるだけでした。

学校側は調査を始め、昔の記録を漁

ると、数十年前から似たような事態

が繰り返し起こっていることが分か

りました。黒板に名前を書いた生徒

が次々と消えていたのです。


‐謎の結末‐

さらに調査が進む中、ある一人の教

師が古い校舎の裏に埋もれた日誌を

発見しました。そこには、当時の学

期の最初に名前を黒板に書かされた

生徒が行方不明になり、それ以来校

舎に囚われ続けているという意味深

な記述がありました。

その日誌を読んだ次の日、その教師

もまた黒板に名前を書き調査を進め

る覚悟を決めました。しかし翌朝、

教室にはその教師も、そしてまた新

たに消えた生徒の名前が残されていました。

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学校の七不思議 天蝶 @tenchoo

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