なんでもないぼくと戦士のオルガ

「ぼく」こと野々タカシは、自称ひと嫌い、空気のような存在感を心がけてひとり暮らしを謳歌する27歳のサラリーマン。ある日の夜、仕事を終えて帰宅すると、なぜか寝室の中に、血のように赤い短髪と瞳、褐色の肌、そして全身鎧姿の若い女性がいた。大いに戸惑いながらも衰弱した彼女を介抱し、救急車を呼んだ彼だったが、寝室の天井に突如現れた魔法陣から、大きな魔物が襲来して大ピンチに。しかし、鎧姿の女性が背負いの大剣で瞬く間に魔物を撃破し、彼を救う。彼は思った――彼女は「ほんもの」だと。
“なんでもない”ぼくと、明るく元気な「縛り」ありの食いしん坊戦士・オルガが、寝室六畳間を中心に繰り広げる、プライベート・エンタテイメント、ここに開幕！