中国の兵法 万里の長城と朝貢外交 V.1.1
@MasatoHiraguri
第1話 中国は他国を荒らさない 根本思想は「万里の長城」
第1話 中国は他国を荒らさない 根本思想は「万里の長城」
かつて、中国という国は四夷(野蛮な異民族)に悩まされて万里の長城を築いた。
近代に入ってからは、英国による中国侵略(アヘン戦争に敗北)から始まる欧米列強の中国各地の植民地化によって国土を荒らされ、1937年からは隣国である日本に侵略された。現代ではアメリカに(人工地震で)揺さぶられ、先端技術の開発・利用を理不尽に規制・制限され、野蛮な関税をかけられと、もっぱら他国に侵略されたり虐待される歴史ばかり。中国自身で外征をしたことはない。明代、成祖永楽帝の使者として、宦官鄭和が親善外交使者としてアジア・インド洋方面を歴訪した史実とは、欧米列強にはとても真似のできないこと。中国という国がいかに「他国を荒らさない国であったか」を証明しています。
見せかけだけの米国モンロー主義と違い、中国は紀元前から孤立主義を貫き通してきた。(13世紀日本に攻め入ろうとした元寇は、モンゴル人がやったことだと中国は言う)。
モンロー主義 : (Monroe Doctrine)欧米両大陸の相互不干渉を主張する、アメリカ合衆国の外交政策の原則。1823年J.モンローが宣言を発したのが端緒。広辞苑
かつての中国は夷狄を領内に入れないことが、その外交政策の根本であったが、現代では、逆に外国人や外国資本を中国内にどんどん呼び込み・引き込み、彼らを中国化することで、中国人と中国という国家を守る、という「外交」にチェンジしたようだ。
陸海空・宇宙と国防軍(人民解放軍)の整備は当然のことであるが、一方で、「目に見えない万里の長城」によって人と国を守る。
続く
第2話 中国の新朝貢外交
朝貢貿易
かつての中国で、四夷が入貢してきたとき、それに賞賜を与えるという形式の貿易。賞賜の利にひかれ、周辺の国々は多くがこの貿易を行なった。
現代の朝貢外交
中国を訪れる外国人観光客を、中国は朝貢国の人間と見なしている(と、わたし平栗は考える)。彼らは中国へ観光に来てお金を使う(中国に貢ぐ)。そして、使ったお金以上の恩恵を受けて自国へ帰る。
なんたらランドだのテーマパークなどという施設は、仮想空間でしかない。
払ったお金(料金)以上の感動も感激もない。すべてが偽物なのだから、写真や動画にとっても、すぐにその思い出など色あせる。米国や韓国、或いは、韓国脳に支配された日本における「嘘ばかりの観光」とは違う。感動や感激の質が全く違うのです。米・韓では、払ったお金以上のものは得られない。日本でも、民間人がいくら現場で頑張っても、韓国脳政治屋・マスコミ屋・警察屋、大手広告代理店といった、いい加減で真剣味のない韓国脳人間や組織の所為で、その頑張りが報われない。モノカネしか頭にない韓国脳病社会だから。
しかし、中国観光とはすべてが現実の・実物の感激であり、感動であり、思い出となる。人間の視覚・聴覚・臭覚・味覚・触覚・という五感にストレートに訴える真実味がある。要は、外国人観光客を喜ばせるだけでなく、人間の本質・本性の部分で感化・教育までできてしまうのが中国観光なのです。
そこで、かつての朝貢外交と同じで、外国から来る観光客・ビジネスマンは、中国・中国人のファンとなり、再び中国へ行こうという気になるのです。
① どんどん呼び込む
ビザ無しトランジット等、どんどん障壁を外し、中国に滞在して中国を体験する機会と期間を篤く提供する。
http://j.people.com.cn/n3/2025/0123/c94476-20269818.html
春節期間はインバウンド旅行予約も外国人の民泊予約も3倍以上に
人民網日本語版 2025年01月23日16:16
中国2024年の国内観光客数、前年比14.8%増の56億1500万人
人民網日本語版 2025年01月23日13:42
http://j.people.com.cn/n3/2025/0123/c94476-20269623.html
資料写真
資料写真
中国の国内観光サンプル調査に基づいた統計結果によると、2024年には中国の国内観光客数が前年比7億2400万人増、14.8%増の延べ56億1500万人に増加した。そのうち都市部住民の国内観光客数は同16.3%増の延べ43億7000万人、農村部住民の国内観光客数は同9.9%増の延べ12億4500万人だったことが22日、文化・観光部(省)への取材で分かった。
2024年の国内観光客の総支出は同8400億元(1元は約21.5円)増、17.1%増の5兆7500億元。うち都市部住民の観光支出は同18.0%増の4兆9300億元、農村部住民の観光支出は同12.2%増の8300億元。(編集KS)
「人民網日本語版」2025年1月23日
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② どんどん整備する
中国人ばかりでなく、中国を訪れる外国人の利便性までも考慮した、中国全土の交通網・通信網の整備を行う。
総延長距離170万キロ以上、ますます密になる中国の都市バス網
人民網日本語版 2024年11月29日10:03
http://j.people.com.cn/n3/2024/1129/c94476-20248249.html
交通運輸部(省)のデータによると、中国の都市バス路線は現在、約8万本に達し、その総延長距離は170万キロメートル以上となっている。これは地球の赤道周囲の長さ42.5周分に匹敵する。このうち、2万キロ以上はバス専用レーンとなっている。
■都市発展のスピードを物語る「100万キロレベルのバス路線」
交通は現代都市にとっての血管のような存在だ。血管の流れが良くなって初めて、都市は健全に発展していくことができる。そのため都市バスの発展の歴史が、その都市の変遷の縮図であることが多い。
北京を例にすると、運行路線は1本から2200本以上へと増加し、世界トップとなった。車両台数は164台から2万3000台以上へと141倍増加した。そして年間の利用者数は延べ2800万人余りから過去最多の延べ49億人へと増加した。北京公共交通館では、こうしたデータによって、新中国成立以来の北京の公共交通発展の歩みが紹介されている。タイヤの回転が描く軌跡の1本1本が、この超大都市の拡大し続ける境界を示している。
■民生改善の温もりを伝える「100万キロレベルのバス路線」
かつての「乗車できれば良い」から、現在の「快適な乗車」へ。また「多く乗せて速く走る」から、「快適で環境に優しい走り」の追求へ。そしてバスの待ち時間が煩わしく、乗車すら困難だった時代から、オンライン決済やリアルタイムの情報確認が可能な時代へ。このように利用者の満足度を評価基準として、中国の都市公共交通はここ数年で大きく変化し、「快適な移動」というビジョンをより早く、現実のものにしつつある。
■グリーン・トランスフォーメーションのパワーを示す「100万キロレベルのバス路線」
公共交通の発展は交通渋滞や環境汚染といった都市問題の解決策であり、大きな流れでもある。公共交通システムの重要な一翼を担うバス路線のたゆまぬ拡充と延長は、まさに交通の持続可能な発展に対応した具体的な取り組みとなっている。
「グリーン・低炭素」という大きな流れの中で、公共交通は人々との「相互接近」を加速させている。データによると、今や中国の都市バスの8割以上が新エネルギー車となっており、都市公共交通システムの1日あたりの利用者数は延べ2億人近くに達している。環境に優しい公共交通は経済発展の質を高め続けているのだ。
公共交通の発展は、現代都市の発展の方向性となっている。総延長距離170万キロ以上という数字は、都市公共交通の発展の一里塚で、都市の現代化の新たな出発点にもなっている。(編集NA)
「人民網日本語版」2024年11月29日
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外国人観光客の9割超「中国のモバイル決済の利便性が向上」
人民網日本語版 2024年12月18日15:51
http://j.people.com.cn/n3/2024/1218/c94476-20255557.html
中国のビザ(査証)免除措置の対象が広がり、中国を訪れる外国人観光客がますます増えている。北京外国語大学シルクロード研究院の課題チームは17日、111ヶ国からの観光客2000人余りを対象に行った調査研究の報告書を発表した。
それによると、回答した外国人観光客が中国旅行時に使用した決済サービスがより多様化し豊富になったという。クレジットカード、モバイル決済、現金をそれぞれ単独で使用した人もいれば、「クレジットカード+モバイル決済」、「クレジットカード+現金」、「モバイル決済+現金」の多様な組み合わせを使用した人もおり、さらには3種類の決済手段をすべて使用したという人もいて、中国での決済の利便性が全面的に向上していることが現れている。
このうちモバイル決済サービスが外国人観光客に広く受け入れられており、以前に中国を訪れたことのある観光客の約91%が「中国ではモバイル決済の利便性がさらに向上した」と感じている。
また同報告書によると、異なる国の若者がいずれもモバイル決済を使用することを好み、「90後(1990年代生まれ)」と「00後(2000年代生まれ)」の外国人観光客は中国において他の決済手段からモバイル決済へ切り替わる割合が高く、約90%に達した。これは、中国の決済の利便性向上により中国と海外の決済習慣による違いが小さくなっていることを示している。(編集KS)
「人民網日本語版」2024年12月18日
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1月30日の全国道路交通状況、安定して秩序よく
人民網日本語版 2025年01月31日12:31
http://j.people.com.cn/n3/2025/0131/c94475-20271812.html
公安部(省)によると、今月30日には、全国の大部分の地域で主に晴れまたは曇りの天気で、高速道路の交通量は前日比30%増、一般道路の交通量は同17.1%増となった。道路交通量が急速に増加し、幹線道路の交通状況は秩序を保ち、交通の安全状況は全体として安定していた。
31日は春節(旧正月、今年は1月29日)の3日目に当たり、春節連休の4日目でもある。人々は主に親族・友人訪問や宴会・会食などのための中短距離の移動が中心であることから、高速道路を出入りする都市部、農村部、都市郊外、観光・景勝地の周辺の道路で、交通量・旅客数がさらに増えることが予想される。(編集KS)
「人民網日本語版」2025年1月31日
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③ どんどんもてなす
書きかけ
第3話 中国の理性
① 論理で説く
米国のいわゆる10%追加関税 中国商務部「一方的な措置に一貫して反対」
人民網日本語版 2024年11月29日13:51
http://j.people.com.cn/n3/2024/1129/c94476-20248358.html
中国商務部(省)は28日に定例記者会見を行った。会見では、記者から、米国のトランプ次期大統領が中国から輸入する商品に追加で10%の関税を課すとしたことについて質問が上がった。これに対し同部の何亜東報道官は、「一方的な追加関税措置に反対する中国の立場は一貫したものだ。米国は世界貿易機関(WTO)のルールを遵守し、中国に対し相互尊重、平和共存、協力・ウィンウィンの原則に基づいて、中米経済貿易関係の安定と持続可能な発展を共に推進するべきだ」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2024年11月29日
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② 倫理で解く(ほぐす)
書きかけ
③ 誠意で融く(溶融:溶けること・溶かすこと)
書きかけ
2025年2月4日
V.1.1
平栗雅人
中国の兵法 万里の長城と朝貢外交 V.1.1 @MasatoHiraguri
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