ありそうでなかなか無かった目線。そしてリアル。 もう会えないという絶望でもあり、何処か別の世界で生きているかもという希望でもある。色々考えさせられるような物語。とても短い話なのに、長篇を読み終えたような読後感。
高校生の一人息子が何の手掛かりも残さず消えてしまった。 受け止め切れない衝撃に襲われた夫婦は消耗していく。警察はお手上げ状態、妻は「息子は異世界に転移したのだ」と流行りのラノベを読み漁っては現…続きを読む
異世界へ旅立った息子のご両親のその後、という興味深い設定の作品です。異世界の存在を何も知らぬまま、息子の失踪を受け入れねばならない両親の苦悩。読み進めるうちに、読み手はファンタジー的な気軽さからい…続きを読む
転生する話はあまたあるけど、遺された家族の方からの目線で書かれたものはあらしまへん。果たしてこのお話のラストはどないなるのやろかと思ったら。ごめん、泣けてきてもうた。いやあ、どないし…続きを読む
異世界転生したであろう『主人公』の親の視点を綴った本作品。 それは、斬新でもありながら『親』というものの普遍的な心境を見事に表現しています。 特筆すべきは、読者を引き込む心理描写と表現力を備え…続きを読む
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