バハムート印の石鹸

さて、デニーが石鹸の開発に成功したことにより、俺は本格的に石鹸を量産するために石鹸量産チームを立ち上げた。

リーダーはもちろんデニーで、石鹸量産チームが量産した石鹸は貴重な収入源として売ることに。

え?何で石鹸を売るのかって?

....ぶっちゃけ言えば、石鹸を売らなくても生活は出来る。

でも、万が一に備えてお金を貯めるのも手。

だからこそ、俺は何かしらのための資金を手に入れるために石鹸の量産を行ったのだ。


「んで、どうだった?」


そんなわけで、今の俺は石鹸を近くの村に売りに行っていた奴らに話しかけていた。


「そうですね....村の人々にはあんまり売れなかったんですが、たまたま村に来ていた商人がたくさん買っていたので、まずまず....ですかね?」


俺の言葉に対し、そう答える石鹸販売チームの一人。

う〜む、やっぱり未知のものに関しては警戒心が働くのかな?

てか


「商人相手には意外とウケたんだな」


物珍しさという点で、商人は石鹸を買ったのか?


「それが....石鹸をどう使えばいいかの実演をしたら、商人が物凄い勢いで食いついてきたんです」

「まぁ、商人だからそういうのを見抜く力があるのかもな」


石鹸を見つめながら、そう言う俺。

でもまぁ、最初から全部売れるってわけでもないし.....これも勉強ってことだな。


「ところで....この石鹸のマークって俺か?」


デニーに対し、石鹸に刻まれているマークのことを聞く俺。

すると案の定、デニーはこう答えた。


「あ、はい。そうですよ」


デニー曰く、俺のお世話になっているから石鹸にも俺のマークを入れた方がいいかな?と思って入れたらしい。

.......石鹸量産チームって意外と手先が器用な奴が多いのか?

そう思いつつ、デニーを見つめる俺。


「でも.......どんな形であっても、自分たちの作った石鹸が売れるのは嬉しいですね」

「だな」


デニー達は呪具の不法投棄に加担したとはいえ、元々の根が良い奴なのは間違いない。

だからこそ、俺は呪具の不法投棄とかいう闇バイトをさせた奴が許せないのだ。


「....ウパ様?」

「あ、いや、何でもない!!」


でも、石鹸が何個か売れただけでもまずまずだな。

と、そんなことを思っていた時


「ウパ様〜!!匂い付き石鹸の開発に成功しました〜!!」


石鹸量産チームの面々が匂い付き石鹸を持ちながら、そう言った。


「この匂い....もしかして、ここら辺に生えてあるハーブか?」

「はい!!そうです!!」

「なので、ハーブの量産も考えています!!」


俺の言葉に対し、そう答える石鹸量産チーム。

ハーブの量産....うん、良いね。


「ハーブか.......色々使えそうだな」

「ですね」


その後、今後のためにハーブ栽培も始めるデニー達なのだった。

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転生したらウーパールーパーだったのでとりあえずのんびり暮らすはずだった @marumarumarumori

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