第6話ポムりん
私は、どちらかと言うと現実を真剣に生きている、現実主義者だ。
だから、[オカルト]やら、[魔法]やら、[念力]やら、[心霊現象]やら、その他、諸々は信じないし、信じたくない。
……でも、ちょっぴり占いは信じているけれど。
しかし、そんな現実主義者の私に、起きては成らない、摩訶不思議な現象が……
あり得ない。
あり得ない。
絶対に有りっこ無い!
だけど
「聞こえちゃったんだよなぁぁぁ…………」
教室の窓際で両腕で付いていた方杖をいつの間にか解いていた私は、無意識の内にその離した両手で、今度は頭を抱えながら、その言葉を口から言葉として絞り出していた。
と、その時の事だった。
「んん?、羽芽殿、ソレは一体にゃに事ですかにゃ??」
「遂に羽芽にも、春が訪れて来たかぁ……」
と、聞き知った女子
二人の声がその気配と共に聞こえてきた。
そして、その時やっと私は気付いた
『声に出しちゃってたのやんかぁぁぁ~~~っ!!!!』
と。
この街は私の想像よりも遥かに都会からは程遠い場所だった! みけねこ @piyonkite
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。この街は私の想像よりも遥かに都会からは程遠い場所だった!の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます