お題に挑戦『カクヨムコン⑤ 薔薇色』

お題に挑戦『カクヨムコン⑤ 薔薇色』

 皆様、ごきげんよう。

 ♪(作者名)です。


 カクヨムコン応募作品の執筆が忙しいというのに、またもお題が出されるだなんて。

 ええ、やりますとも。やればいいんでしょ。

 人生は挑戦の連続なのです!


 さて、今回のお題は『薔薇色』とのことです。

 早速、我が相棒とでもいうべき、ChatGPT君に定義を聞いてみようと思う。


 (『薔薇色』の定義を教えて)


 ――


 「薔薇色(ばらいろ)」の定義は、物理的な色彩の意味と比喩的な意味の両方を含んでいます。


 <物理的な意味>

 薔薇色は、バラの花のような色合いを指し、一般的には以下の特徴を持つ色とされています。

 ・ピンク色や淡い赤色:やや明るく、暖かみのある色。

 ・バラの花の種類によって色味は異なるため、具体的な色調には幅がありますが、主に「明るい赤系統」の色を指します。


 <比喩的な意味>

 薔薇色は、現実的な色だけでなく、感情や状況を表現するためにも使われます。以下のようなニュアンスがあります。

 1. 希望や幸福感

  ・「未来は薔薇色だ」という表現では、明るい展望や理想的な状況を指します。

 2. 華やかさや贅沢さ

  ・美しさや豊かさを象徴する言葉としても用いられます。

 3. ロマンチックな雰囲気

  ・恋愛や愛情に満ちた場面を表す際にも使われます。


 <文学的・象徴的な使い方>

 ・文学や詩の中では、薔薇色は「理想的な状態」「幸福への憧れ」を象徴します。

 ・一方で、現実的な困難や苦労と対比されることもあり、夢想的な意味合いを帯びる場合があります。


 <カラーコードとしての薔薇色>

 具体的なデザインや色彩学では、薔薇色を示す色コードが定義される場合もありますが、その範囲は文化や個人の認識によって異なるため、明確に一色とは定められません。


 「薔薇色」は単なる色名以上に、理想や感情を描写する言葉として幅広く用いられる美しい表現です。


 ――


 なるほど、分からん!

 いや、意味は分かるんですよ。ボケ方が分からんのです。


 おそらく、多くの作家先生たちは、今回の課題に困惑していると思います。薔薇色といえば、幸せいっぱいの人生というイメージがありますが、そんな人生を送っている人なんて、まずいないですからね。あるいは単純に色だけを扱う話もありそうです。

 もちろん、私の人生なんて薔薇色とは程遠い有り様ですから、面白いところなんて一切なく、読むだけ時間の無駄というものです。

 せめて、クスッと笑えるところがあれば良いのですが。



 さて、ネタを考えて2時間……全く思いつきませんでした。

 ということで、少し薔薇について深堀りしていこうと思うわけです。


 薔薇といえば花、花といえば花言葉ですよね。

 ちなみに、薔薇の花言葉は非常に面倒なことになっており、色ごとに異なっているのです。


 例えば、いわゆる薔薇色であるピンクだと『感銘』です。

 だからどうした? って感じの微妙な花言葉です。


 だが、ここで終わらないのが薔薇の凄いところ。

 なんと、本数によっても花言葉が違っているのです。

 薔薇の花束を送る際にちゃんと調べておかないと、変な勘違いをされることがあるので注意が必要なレベルです。


 ちょっと解説してみましょうか。


 ――


 1本:「ひとめぼれ」

 お米が食べたくなりますね。私は『ごはん検定』合格者なのですが、宮城県で生まれた寒さに強い品種で、個人的に好きな品種です。


 2本:「この世界にはあなたと私2人だけ」

 あれっ、人類は絶滅しちゃいましたか?


 3本:「愛しています」

 おっ、ストレートな愛情表現ですね。ツッコミをするのは野暮ですね。


 4本:「死ぬまで気持ちは変わりません」

 それなりの関係であれば良いと思いますが、お付き合いすらしていない関係だったら重すぎですよね。


 5本:「あなたに出会えて本当によかった」

 急に軽くなりましたけど? 愛が冷めちゃった感じでしょうか。


 6本:「あなたに夢中」

 ここでも軽めな感じですね。『知ってますけど?』って言われそう。


 7本:「ひそやかな愛」

 3本目で告白しちゃっているのに、今さら何を言っているのでしょうか。


 8本:「あなたの思いやりに感謝します」

 もう恋愛関係ですら無くなりました。本数と愛は比例しないということでしょうか。


 9本:「いつもあなたを想っています」

 ストーカーから送られたらメチャ怖いですよね。


 10本:「あなたは完璧な人」

 Na, ka, ta, nakata♪ I'm a perfect human.


 11本:「最愛」

 夫婦の仲を表す言葉としてよく使われるようです。愛する妻へ送る場合にいかがでしょうか。


 12本:「付き合ってください」

 3本と何が違うんだ? と思いましたが、これは告白専用ではないでしょうか。多分、藁をも掴もうとする心に付け込んで売上を伸ばそうとする花屋の陰謀です。


 99本:「永遠の愛」

 1本足りないあたりに、永遠を感じないのですが……私だけ?


 100本:「100%の愛」

 永遠との定義の違いを教えてほしい。100本なので、こっちのほうがしっくりきますね。


 108本:「結婚してください」

 煩悩と同じ数なのが気になります。その結婚、裏があるんじゃないですか?


 365本:「あなたが毎日恋しい」

 うるう年だと、もう1本増えるのでしょうか。


 ――


 と、こんな感じになります。

 プロポーズの時に、薔薇の花束を渡すというシーンに憧れている人もいらっしゃると思いますが、ちょっと待った!


 薔薇の花108本の重量は約5.4kgになります。

 こんな花束を渡されたら、『重たっ!』ってなって、落としてしまうことでしょう。

 外出先で渡されたら、『こんなもん、どうやって持ち帰んねん!』となります。百年の恋も冷めるレベルの失態と言わざるを得ないです。


 枯れた後のゴミ捨ても非常に困難です。

 さらに、薔薇はトゲを取ってしまうと痛みやすくなってしまうので、花に近い部分は付いたままとなっています。

 もはや、凶器と言っても過言ではありませんね。


 もし、読者の中に100本以上の薔薇を送った、もしくは送られた方がおられましたら、その感想を是非聞かせてください。

 その場合は、『あなたの思いやりに感謝』(8本)しようと思います。

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