帰る

「よしっ、じゃあ、この絵は、なにを描いたか、わかるかな?」


怪獣さんは、自分のスケッチブックをうちらに見せながら言う。


でも、真っ白...


「えーっ、これ描いてあるのー?」


「描いてあるぞー!ガオーッ!わかったら、キミたちの勝ちだ!」


「えーっ...マシュマロ?」


「ブブーッ!パパさんは、わかるかな?」


パパは、怪獣さんの絵をじっくり見てる。


「マスカルポーネだ!」


「うわっ、なんで、わかった?」


「なんとなくだ!」


「うわっ、キミたちの勝ちにしてやろう!」

怪獣さんは、どこかに行ってしまった。



うちとパパは、ダンジョンを引き返して、銀河鉄道に乗って、地球に帰った。



「もう、お昼だぞー!」

っていう、パパの声で、うちは目覚めた。


「ハーイッ」


「ティラミス作ったから、食べてみな!」


「えーっ、作ったの?」


「そうだよー」


パクッ

「うわっ、めっちゃ美味しい」


「そうだろー!今日は絵を描きに近くの古墳にでも行ってみるかー!」


「あ、そうだった...なんか夢みてたよ~」


「なんの夢?」


「マスカルポーネとかの...」


「マスカルポーネの夢?」


「うんっ...」


☆☆☆おわりだよ~☆☆☆






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宇宙美術史専門のパパと惑星ポッピンパーティに行った話だよ(でも現代ドラマ) ヤッキムン @yakkimn

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