第3話

会話について


まず終わらせろ!くどい。

落語では、品川心中や寄合酒、貧乏花見など途中で終わらせることがある。わあわあやっておりますと。あれは後半おもしろくないからなんだけど、いいところで終わらせてるのである。


会話は人と人の繋がる一つ。行動も同じ。これがないと始まらない。地の文で説明するよりも会話や行動でわかるようにする。


ここでおちいってはいけないことがある。このセリフを使いたい衝動だ。脚本を学んでいると言われる。「おまえのセリフは他人にとってどうでもいい」と。ストーリーを進められるかどうかだ。


後は削る削る削る。


宮崎駿はすべて描いてくれる。高畑勲は見る側に委ねる。


老人と海の簡潔さを学べと言われた。

読んでみた。

ん?原著で読まないと意味ねえ。

読んでみた。

日本語で描くんだから日本人で学ばないと意味ねえ。



で、オススメは谷崎潤一郎や三島がやはり文章はキレキレだ。司馬遼太郎もエッセイなどキレキレだ。池波正太郎の鬼平犯科帳は時代劇のラノベとも言えるかもしれない。


おしまい

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

短編創作論〜一万字の壁(三話) henopon @henopon

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

参加中のコンテスト・自主企画