詩を描く
筆を持たずに
絵を描くのなら
美しい対照を
考えてみる
ほろ苦い闇に
ほの甘い
紫色の絹のやわ雲と
ソリッドな黄色い月
淋しい兎の目は赤く
温かな兎の毛は白く
ときに同系色
地平線へと続くラベンダー
冬の
春の兆しの若葉色
透明に溶けてゆく悲しみ
陽光に溶けてゆく哀しみ
最後に
不穏なアクセントを
少しばかり
月がふたつ並んだ
振り返ったオッドアイの黒猫
影のない後姿の人々
https://kakuyomu.jp/users/rubylince/news/16818093091601469688
詩を少々 2025 紅瑠璃~kururi @rubylince
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。詩を少々 2025の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
参加中のコンテスト・自主企画
同じコレクションの次の小説
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます