カクヨムの小説ジャンルの選定って難しくない?

久良紀緒

是非ご意見ください

カクヨムで作品を公開するときに、必ずジャンル選択をする必要があるのですが、皆さんはどうやって選んでますか?


私が作品を公開するときには、まず作品を仕上げてからカクヨムに公開するのですが、その時にどのジャンルにするべきなのか、かなり迷います。


作品を公開する以上、そういうお話を読みたい人に届けたいと思うのは、作者が思うところではないでしょうか。


読者としても、こういうお話を読みたいと思ってジャンルを絞って検索しているのに、出てきた作品が思っていたのと違う・・・なんていうことがあると、読みたい人にとっても残念ですし、作者にとっても悲しいです。


作者と読者のミスマッチをいかにすれば、防ぐことができるのか。


果たして公開した作品が、そういうお話を読みたいと思っている人に届いているのか、少し心配しております。


一応、カクヨムには小説のジャンルの説明ページがあります。

https://kakuyomu.jp/help/entry/genre


作者のみなさんがジャンルを設定する際には、この説明ページに準じて、作品を投稿されているのでしょうか?

読者の皆さんは、この説明ページに準じて、読む作品を選択されているのでしょうか?



私も4作品ほど公開させていただいたのですが、作品を書き上げたあと、公開する時のジャンルの選択にいつも悩んでおります。


例えば、一作目

「ジングルベルの流れる頃に」

https://kakuyomu.jp/works/16818093090663023301


設定したジャンルは『恋愛』なのですが、作品としては男性視点のものです。


カクヨムの小説ジャンルの説明ページによると『恋愛』は

『主として女性が主人公、または同性間の恋愛を中心テーマとして描かれた作品が対象のジャンルです。』

とあります。


この説明ページに準じてジャンルを選ぶとなると、「ジングルベルの流れる頃に」は男性視点であるため『ラブコメ』

『主として男性が主人公の恋愛を中心テーマとして描かれた作品が対象のジャンルです。』

が正しいように感じます。


ただ、私個人の感覚としては、『ラブコメ』というのは、『ラブ&コメディ』の略で、少し笑える要素があるものを呼ぶような気がします。


そのため、ほぼ笑いの要素がなかった「ジングルベルの流れる頃に」は、男性視点ですが、ジャンルを『恋愛』に設定しました。


しかし、カクヨムのジャンル説明通りの作品を期待されている方にとっては、内容が違うと感じられたかもしれません。



二作目

「先輩のことが好きでした」

https://kakuyomu.jp/works/16818093090851460689


に関しては、女性視点の恋愛物語なので、ジャンルとしては『恋愛』を選びましたが、これはカクヨムのジャンル説明通りなので、問題はないと思われます。



三作目

「淡雪」

https://kakuyomu.jp/works/16818093091248574895

についても、現在の日本を舞台として、少しだけ不思議な要素が含まれた作品ということで、設定したジャンルは『現代ファンタジー』としました。


しかし、カクヨムの説明で『現代ファンタジー』の説明では、

『現実世界に連なる世界観で展開される、超常や異能など非現実的な設定が登場するファンタジー作品のジャンルです。』

と記述されており、この説明を期待して読まれた方には、おそらく物足りない作品になっているのではないかと思っております。


もしかしたら少しだけ不思議な要素という点では、『SF』

『サイエンスフィクションから「すこしふしぎ」まで、空想科学小説のジャンルです。』

の方が良かったのではないかとも思えます。


ただ、私個人の感覚としてはこの作品は一般的に考えられる『SF』とは少し違うと感じております。


どちらにも該当しづらい作品なので、『詩・童話・その他』

『詩や童話、または上記の枠にあてはまらない作品が対象のジャンルです。』

を選ぶ方が、もしかしたら正しいのかもという気もします。


しかし、『詩・童話・その他』とすると、あまりにも範囲が広すぎる気がして、ほんわりとした幻想的な作品として執筆した「淡雪」のようなものを読みたい読者に届かないような気がしたので設定するのをやめました。



四作目

「彼女がつま先立ちする事情」

https://kakuyomu.jp/works/16818093091290794023

については、二作目同様、『恋愛』のジャンルで問題はないと思います。



そして、この文章を書くきっかけになったのは、「クスッ」と少しだけ笑えるお話を書こうと思っているのですが、そういう作品のジャンルとしては、どこに分類すればいいのかが分からなかったことから。


『コメディ』や『お笑い』『ギャグ』などのジャンルがあれば、そこにするのですが、残念ながら現在選択できるジャンルに、そういうものがありません。


時代は現在なので、『現代ドラマ』?

現実のエピソードを元にしている作品なので『エッセイ・ノンフィクション』?

少しだけ面白い話なので、どこにも分類されないから『詩・童話・その他』?


そういう作品を読みたいと思っている読者の方々は、どのジャンルをよく見ていらっしゃるのでしょうか?



えっ? ジャンルでは選択していない? タグを設定すればいい?


確かにおっしゃる通りですが、タグって、かなりピンポイントで入力する必要があるような気がしております。



できれば、ジャンルという大枠で、作者と読者がうまくマッチングできるといいなぁと。


そして、今回のこの文章についても、『創作論・評論』と一応設定はしてみましたが、果たしてそれで良いのかどうかも、いまだに判断しきれておりません。


作者のみなさんがどうやってジャンルを設定しているのか、お教えいただけると助かります。


また、読者の皆さんは、カクヨムの各ジャンルに、どういうものを期待されているのかもお教えいただけると助かります。


とりとめもない内容ではありますが、気になったので文章にしたためてみました。


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