第2話 扉
俺が扉を開けると、そこは猛吹雪で雪原が広がっている、とても寒い雪原をしばらく歩くと、いるのは、左手に酒の入った瓢箪を持ち右手には水色の刀を持った、水色の角が生えた人?というのだろうか?そいつのは。
通称、氷の酒呑童子
酒呑童子は過去に実在した鬼、彼は源頼光に切られたとき己の魂を10個に分割した。
炎、水、風、土、自然、雷、闇、光、氷、そして全
こいつが俺の魂の中に居座る氷の酒呑童子。
「秀じゃねぇか、
そう言うと彼は手に持った水色の刀を酒を飲みながら片手で構えた、俺は氷で手を覆い拳を握る。
「そういえば、今日は何がもらえるんだ?」
そう、この扉の主が提示した試練をクリアし、扉に入ってから主に提示された試練に合格することにより、異能やアイテムが貰える。俺は今まで4回の試練に一回目はただの氷魔法2回目はそれの応用を3回目は
「今回か・・・考えてなかったな。」
この野郎、
「あ、そうか、あれがあったか」
いきなり大きな声を出して刹那の間に俺の後ろを取り片手に持った刀で俺を切りつけようとする、俺はそれと同時に氷で覆った手で刀を弾き返す奴がのけぞったところで奴のみぞうちに氷の拳を叩き込もうとするが奴はその不安定な姿勢から俺の拳を叩き拳の場所をずらすと奴は、容赦なく俺の
近接戦は近づいた瞬間叩き切られる。となると遠距離戦の最大威力で!
「
結氷、大瀑布。俺の使える魔法の中で氷月魔法の最上級の魔法、広範囲の無差別凍結、別に奴は氷の酒呑童子、だから氷の無差別凍結をしたとしてもすぐに壊されて距離を詰められる。壊されるなら攻めて攻めて攻め落とす。そう思い俺が大瀑布の氷を叩き割りながら進むと大瀑布の氷がすべて砕け、奴が俺の背後を取り蹴飛ばし俺は地面に強く打ち付けられた。
「ん?」
「殺す気かよ」
俺は氷で自分を作り出し、やつの後ろにまわる。そして俺は氷月刀を自分の手に召喚、そしてやつに氷月刀でやつに一太刀を与えることに成功した。
「流石だな」
「当たり前だろ」
俺がそう言うと、力がいきなり増大したような感覚がした、これが扉の本来の意味、扉の任務をこなせばより強大な力が手に入る、スキルや技術はその力に身体が対応するための媒介に過ぎない。
「負けか、取ったと思ったんだけどな」
「俺だって成長してんだよ。」
「今回渡すものは・・・何にしようか?」
「俺に問いかけんな」
奴は少し考えた後俺の胸に手を置きスキルを俺に渡した、そのスキルは
効果
氷月刀で斬りつけた場所に自分の七割の力を持った氷の戦闘人形を生み出す。
効果を読んで一言
「強くない?」
「当たり前だろ、記念すべき五回目だぞ」
奴はそう言うと大きく高笑いをして雪原の上でゴロンと寝転び、俺は扉へと帰っていった。
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あけましておめでとうございます新年早々二本目です今年も相原英景をよろしくお願い致します。
氷翼の童子 相原英景 @aiharahideaki
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