一本取ったのは、
- ★★★ Excellent!!!
柳生宗矩と言えば、柳生十兵衛の父親で幕府の大目付。柳生一族の出世頭ですね。
息子十兵衛の目を潰した……はフィクションのようですが、多くの大名家を潰した怖い人。
世の人が、人を陥れる側と、人に陥れられる側の二種類に分けられるとすれば千パーセント間違いなく、陥れる側の人。
そんな宗矩が友人、沢庵和尚の追放を解いてもらう為、提出していた歎願状の返事を貰おうと正月早々将軍家光の元に押し掛けて、というお話です。
大河ドラマの一場面のよう。
家光の言動に、泰然と構えていても内心でぷりぷり怒っている宗矩が案外可愛らしいと思いました。
今回の勝者は、間違いなく家光ですね。
ラストシーンのふたりの笑い声に、家光の自慢気な笑顔が重なって見えました。