奴隷少女と「幸せ」商人は食パンを齧る
くっきー
奴隷少女と「幸せ」商人は食パンを齧る
「さぁみなさん、今回お目に入れますは、質の良い聡明な子供の奴隷が一人!!.......」
始まった...。ついに。
会場の熱狂的な声を浴びながら、俺は、
手汗をかいた震えそうな拳に力を入れていた。
コンコン
返事は無い。
俺は構わず扉を開けた。
「おはよう」
無理やり引きつった笑みを浮かべ、鼻を通るような上ずった声で挨拶をする。
小さく足を抱え込み、口元を布団にうずめる彼女は、チラッと視線をこちらにくべ、一瞬迷うように視線を彷徨わせた後、小さくこくんと頷いた。
「...え~と、もう少し寝ているかい?」
「...」小さく首を横に振る。
「そうか...え~と...どこか遊びにでも行くかい?」
「...」再び、小さく首を横に振る。
その度にかすかに揺れる、少し寝癖の付いた栗色ショートボブの髪が、美しいと思った。
同時に、深い怒りと無力感に苛まれる。
「...そうだ、何か飲み物を取ってくるよ」
俺はそれらを誤魔化すように、顔を背け頭の横を掻いたあと、彼女に背を向け、リビングに戻ろうとした。
「...おはよう」
ハッとしてドアノブにかけた手を止める。不安と迷い、少しの恥じらいが滲んでいる彼女の遅めの挨拶は、そんな荒れた俺の心を甘やかにほどいた。
「あぁ、おはよう」
長椅子に腰かけ、きつね色に焼いた食パンに、お気に入りのいちごジャムを塗っては齧る目の前の彼女を見ながら、俺はコーヒーカップを左手で掴み、最後の1滴まで飲み干す。
口の中に苦味が、後を引いて豆の旨味が広がった。
「さて、そろそろ行ってくるよ。
ちょっとした買い物だけだから、直ぐに戻るけど、一人で留守番大丈夫かい?」
「...」
顔を洗い、ブラシをかけた髪を食事のためにチョンと後ろに結っていた彼女は、俺の言葉に反応し、きつね色の食パンに夢中になっていた視線をこちらに向けた。そして小さく、こくんと頷いた。
「ありがとう。よろしく頼むよ。
いつも通り、家の中にあるものは遠慮せず自由に使っていいからね。」
「...」きつね色の食パンを1口齧り、こくんと頷いた。
「あと、困ったことがあったらそこの電話から僕の携帯に連絡すること。」
「...」こくんと頷き、牛乳の入った鉄製のコップへ左手を伸ばす。
「それから、変な人が来ても」
「んもぅ!行ってらっしゃい...!!」
うるさそうな口調で、少し頬を膨らませ、不満を湛えた瞳をこちらに向けた彼女は、俺の言葉を遮ってそう言う。
あちゃ、お節介がすぎたかな......反抗期か?
晴れ渡る空、元気な声で客寄せする声と、歓談しながら闊歩する民衆たち。
流石に繁華街だな、どこを見ても人、人、人。
一通り必要なものを買い揃えた俺は、そんな喧騒からにげるように、道を外れた。
そうして裏通りを歩いていると、ひっそりした雰囲気のお店に目が止まる。明らかにその雰囲気にそぐわない、一際美しい商品が展示されている。
思わず俺は暖簾をくぐる。
「すいません」
「...いらっしゃい」
店の店主だろうか。50代くらいの女がチラッとこちらを見て無愛想に歓迎の言葉を口にした。
「あの、そこの商品が気になって」
「...あんたが使うのかい?」
「あぁ、いや...まさか。
ピッタリな子を知っているんだ」
「...ふん、そうかい。
いいねぇ、若いって」
「い...いやいや!違います。
そういう関係ではなくて...」
「あんた、その子を「幸せ」にする覚悟はあるのかい?」
「...え?」
「私はね、こんな寂れた店になっちまったけど、それでも誇りをもって売っているんだ。
誰かを傷つけるためにモノを売りたくは無い。
特に、そこの商品は、特別だ。」
「......」
「もう一度聞くよ。
あんた、その子に本当の「幸せ」を教える勇気はあるのかい?」
「......俺は_______________」
「帰ったよ」
家に帰り、「プレゼント」の入った袋をもって
リビングに戻る。重量はないのに、重たかった。
扉を開ける。
白。そして素肌が視界に飛び込んだ。
「「...えっ......??」」
彼女の足元にはふわりと落ちたスウェットのズボン。
手を体の前でクロスして、服の裾を胸の中間辺りまでたくしあげていた彼女と目が合う。
ここに来てから十分な栄養を取ったことで段々と健康的な肉付きになってきている、そんな下着姿のうら若き少女の肢体が、目の前に官能的な色彩としてあらわに映る。
所々に裂傷は残るものの年相応に張りがあるふくらはぎ、大腿部、レースで着飾った小さなリボンがキュートな白の下着が、そのいたいけな鼠径部や臀部へと俺の視線を吸い付ける。
細くしなやかなウエストには1本の大きな傷跡、女性らしいくびれがあり、腰骨が少しだけ浮きでている。
たくしあげた裾の合間からは白いブラに支えられた発育途中の小ぶりな胸の谷間が覗いていた。
頬や耳を真っ赤に染め、大きく開いた瞳孔でこちらを見つめフリーズしている彼女を見て、最初に出会ったあの日の、他の視線など意識にないような無機質な顔を思い出し、目の前の彼女の変化に喜びをかみ締めた。
次の瞬間、俺は体を隠すようにしゃがんだ彼女の甲高い叫び声と、手当り次第に掴んでは投げたのであろう大量に降りかかってきたおもちゃやトンカチなどに襲われていた。
「痛たた...」
トンカチをお見舞いされ、たんこぶの出来た頭をさすりながら、着替えを済ませた彼女と改めて対面する。
「......ご、ごめんなさい...」
「いや、謝ることは無い。俺が扉を開けて良いか確認してから入るべきだった。レディに対して配慮が足りていなかったね。すまない」
「......くっふふ」
「...どうして笑うんだい?」
「だって、急にレディっていうから、なんかおかしくて...ふふ」
「いや...そりゃまぁ...あんな姿を見てしまったら意識せざるを得ないだろう...?」
「...ぇ......」
上唇に人差し指の付け根を当てて笑っていた彼女は、俺の言葉を聞くと一瞬瞳孔を大きく開き、顔を強ばらせ何かを探るような声で
「それっ...て...」
「あぁ!違うよ。勘違いしないで欲しい。
別に君を性的にみているとかそういう意味ではなくて、一緒に暮らしている上でそろそろ配慮が必要な年頃かな...と。いや、年齢で言うとそんな変わってはいないが、しかし精神的な成長が」
「くっ...ふふ...ふふふふ」
「...な、何だい?」
「ふふん、なんだか必死で面白くて。心配しなくても、傷つけてくる人じゃないって分かってる......うん、分かってた」
そう言った彼女は少し切なそうな、愛おしそうな表情のまま、やや斜め下に視線と顔を落とした。サラリと横顔に落ちた栗色の髪の影に覗く翡翠がかった茶色の瞳は伏し目がちになっていて、少し長いまつ毛がその瞳を覆っていた。...なんとなく、心が締め付けられる感覚がした。
「...あっ、そうそう。君にプレゼントがあるんだ。」
なんだか微妙な空気が流れ出したので、慌てて話を逸らすように、持ってきた「プレゼント」を彼女に見せる。
「......あっ!!」
伏し目がちに視線を寄越した彼女は、「プレゼント」の内容を認識した瞬間、それまでの表情が嘘のようにパッと明るくなった。
「ふふ、見覚えがあるだろう。お姫様が着ていたドレス!...ではないんだけど、それに似たワンピースを見つけてね、君に似合うと思って買ってきたんだ。」
「お姫様」その言葉を聞いた彼女の目はドレスに吸い込まれ、口元の筋肉は意識されずに弛緩して少し開いていた。それもそうだろう。こちらに来てから彼女にプレゼントした本の中で、彼女の一番のお気に入りは、「お姫様が王子様に恋をする物語」だからだ。その本を読んでいる時の彼女は、すごく羨ましそうな、幸せそうな、悲しそうな、そんな顔をする。
「......」
目をドレスに合わせて、逸らして、こちらを見て、自身の指に視線を戻して、そんな仕草をとった彼女に俺は再び心を締め付けられる。
こんな歳の子供が、目の前にあるものを欲しいと素直に願うことすら怯えて躊躇してしまう、そんな世界に怒りが湧いてくる。
人差し指に親指の爪を食い込ませるように力を入れ、口腔内の唇の裏当たりを噛み付け、そんな怒りを堪えた。
「いいんだよ。これは君のためのものだ。...このために、俺は君を買ったんだから」
「...!!」
彼女の瞳孔は俺の言葉に呼応して少し見開かれ、下唇を噛んだかと思うと、やがて瞳は潤み始める。
「......」
彼女の手がドレスへと伸ばされた。
その手がドレスに触れ、ふわっとドレスが揺れたとき、彼女の頬に涙が伝う。
頬を伝う涙は、拭っても拭っても、溢れてきてしまうようだった。
...彼女にとっては、こんなドレス1着でさえ、信じられない夢のような「幸せ」なんだ。この程度の優しさすら、望み続けても手に入らなかった「幸せ」なのか...。俺はやるせなさをこらえるように静かに目を閉じる。
その日の彼女のドレス姿は、その日の彼女の幸せそうな笑顔は、この世で1番美しく、永遠に続いて欲しい「幸せ」として俺の瞳に映っていた。
「いらっしゃい、今日からしばらくは
ここが君の居場所だ」
そうして彼女を迎え入れた日の朝を思い出す。
食パンといちごジャムと牛乳。
到底、豪華とは言えない食事。
それが、俺たちの最初の「ご飯」だった。
彼女は最初、それらに手を付けなかった。
「奴隷」である私は、それらを食べる資格はないと思っていたのであろう。また、食べられないことが、彼女にとっての「普通」であって、「世の理」だったのだ。
「...大丈夫、これは君の分だ。食べなさい」
そう告げると、彼女は今度は酷く怯えた様子を見せた。
彼女が知っていた「食糧」とは、裕福な者から奪ったものだけであり、
与えられる「食糧」なんて知らなかったのだ。
誰かに食べさせられるものと言えば、害のある毒か薬物であって、どっちにしろ、苦しい思いをする「食糧」ならざるものだったから。
自分の手で掴み取ったものが、「食糧」、それが彼女の「知識」だった。
だから、この「ご飯」は、彼女が人との繋がりにより知った初めての「与えられた食糧」だった。
そこから、彼女は、色々なものを知り、色々な「幸せ」を知っていく。
雨風に晒されず、虫の心配もしなくて良い壁や天井のある空間がある「幸せ」、
寝転がっても痛くない、冷たくないふかふかの床がある「幸せ」、
手足がかじかんだときに毛布にくるまることのできる「幸せ」、
自分の体の見せたくない所を人に見せないで良い、頬をすり付けるとサラサラして気持ちいい「服」があることの「幸せ」、
誰かに見られながら食べるご飯は美味しいと思えた「幸せ」、
夜、寂しいときに誰かに抱きつき、人肌を感じることができる「幸せ」、
無駄な体力消費に気遣うことなく、誰かの迷惑になって殴られる心配もしないで、好きに歩いたり走ったりできる「幸せ」、
ゴツゴツした地面でも安全に歩けて、寄生虫の心配もいらない「靴」がある「幸せ」、
水溜まりでパシャパシャするのも、隣に人がいるとこんなに楽しいって知ることが出来た「幸せ」、
扇風機に向かって声を出すとあ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ってなってふふって楽しい気持ちになれる「幸せ」、
後ろから「わっ!」っていうと、笑顔で「このー!」と構ってくれる人がいる「幸せ」、
お本を読んで、自分の知らない世界を空想したり、色んなことを知ることが出来る「幸せ」、
お金にならなくても、役に立たなくても、人と会話することを許されている「幸せ」、
たくさん、たくさん彼女に、教えてしまった。
そうして彼女が知った「幸せ」の数が、
俺の「罪」の数だった。
「よし、行こうか。」
「......うん。」
下唇を少し噛み、俺の袖をキュッと掴む彼女は、僅かに震えていて、何かを言いたげな様子だった。
いや、言いたいことなど、とうに理解していた。
見て見ぬふりをしていた。心が切り刻まれるようだ。何度繰り返そうが、この瞬間だけは慣れない。溢れ出る激情を、張り裂けそうな痛みを、堪えることが出来ない。
思わず彼女を抱き寄せ、膝を着く。
「ごめん...」
初めて彼女の前で泣いた。
俺は奴隷商人だ。
金の担保にされ、労働力として消費され尽くされる子供、金を稼ぐ能力も身寄りもなく、1人衰弱死していくだけの運命の子供を
買い取ったり、引き取ったりした上で、
バイヤーに売りさばく仕事。
彼女は、スラム街で貴族からムチに打たれていたところを俺が金で黙らせ引き取った。
それまでどこで何をしていたのかは分からないし、聞くつもりもなかった。
聞かなくとも、凄惨な環境にいたことは、感情の機微が消失した顔つき、やせこけて傷や膿だらけの体、ゴミと油で固まった髪、服とは呼べないボロボロの布の端切れのみを羽織る姿、どこを切り取っても、容易に想像することができたから。
俺と彼女の日々は、次の裏オークション期日で新しいバイヤーが決まるまで、そんな束の間の期間のお話だった。
酷いと思うだろうか。
俺を悪人だと思うだろうか。
おそらく、そう思ったあなたは正しい。
だって、人身売買なんて明確に反人道的・反倫理的な違法行為だから。
だからさ、愚かな俺に教えてくれないか?
俺はどうしたら、彼女らのような目の前で朽ち果てていく子たちを救えた?
最初は俺もまともだった...と思う。
子供を助けたい一心で色々と試した。
道端の募金活動をした。大きなバックの企業に中抜きされ、大人の私腹を肥やすだけだった。
NPO法人を立ち上げた。資金力に限界があり、また支援には継続性がなく、子供一人まともに救うことは叶わなかった。
ビジネスモデルを作った。
他の事業で稼いで何割かを経済的支援として送ってみた。国のお偉いさんに中抜きされ、子供にその恩恵が届くことは無かった。
現地に赴き、直接コンタクトを取ることにした。
グラミン銀行、を知っているだろうか。
発展途上国で生活が困窮する負のループがどんな構造になっているかを明らかにし、その中で小さな成功体験を積ませることが重要、との考えの元、マイクロファイナンス、5人組、16の誓いというシステムを構築し、今では多くの人が絶対的貧困から抜け出すことに成功している。
俺もそれに倣い、類似のシステムを今でも動かし続けている。
しかし、これが浸透するためには長期の時間が必要で、その前に目の前の子供はみんな死んでしまう、これだけでは足りない、目の前の子供を救えないと気付いた。
即効性のある事業として、企業に子供を集め保護、簡単な手伝いをさせる中で教育を同時に施し、給与として自由なお金を渡すモデルを構築した。
しかし、金の担保や労働力になる子供を大人が手放すはずはなく、子供を救うためには、強制的な引き取り、誘拐と似た形を取るしかなかった。
当然、社会からは、子供の人権や親権を侵害している、子供の意思を制圧し強制的に閉じ込め労働させる悪魔、結局ビジネスのために子供を消費し尽くしているだけだという法的・人道的・倫理的非難が集中し、必然的にこの事業は頓挫した。
その結果、何十年後かに効果が見込まれるグラミン銀行類似のシステムの浸透を待つまでの間、俺は、世界は、何十、何百という子供を見殺しにするという選択を取るしかなくなった。
これで何が倫理だ、何が法だ?目の前の子供を救えず見捨てることしか出来ないそんな人権に、人道に何の意味がある?
...だから俺は、世界を誤魔化し続けるお偉いさんたちに牙を突き立てるように、裏の世界へと入っていった。
俺のような人間にも、表で継続している事業のおかげで1人の子供を養うくらいの財力はあった。
だから、子供を買取ったり引き取ったりするのは1人ずつにしようと決めた。
そして、次のバイヤーを見つけるまでの間、その1人と生活を共にし、俺が知るできる限りの「幸せ」を教えることにしたんだ。
そして、裏オークション開催期日にその子を出品し、その中で俺以上の「幸せ」をその子に教えてくれそうなバイヤーを見つけ、売りさばく、その金でまたどこかから一人買い取ったり引き取ったりして、また生活を共にし、次の裏オークション期日に売りさばく、この繰り返しで継続性のあるスキームが出来上がったというわけだ。
その子らがバイヤーの手に渡ってから、どうなったのかは分からない。裏オークションのサプライヤーとバイヤーはその場限りの関係、それが掟だったから。
もちろん、こちらの方である程度審査を加えて、奴隷ではなく家族として愛してくれるような信頼できるバイヤーを選んでいるつもりだ。
しかし、所詮は形式的な審査である。
どこまで信用できるかはわかったものでは無い。
まして、奴隷売買でこのような情を介在させた売り捌き方をしている俺は、裏世界の異端者だ。情報は広がっているだろうし、事前に準備をした上で適当に誤魔化されている可能性は高い。
それでも、今、目の前にいる子供に1人でも多く「幸せ」を知ってもらうには、俺にはこの方法しかないように思えた。この方法が最善だと、信じるしか無かった。
『なにが「幸せ」だ、お前のしていることは「偽善」で「自己満」だ、余計に子供を追い込み、絶望を与えているだけだ。お前は「悪魔」だ。』
そうかもしれない......でも、なら!
...俺はどうすれば良かった...?
なにが正義なんだ?
教えてくれよ!
何が善だ!!何が悪だ!?!
俺はどうすればっっ!!
...俺はどうすれば、
彼女らを「幸せ」にできる...?
頼むよ...教えてくれ。
どうしたら、本当の意味で彼女らを救うことが出来た?
どうしたら、本当の「幸せ」を彼女らに与えられた?
なぁ...「幸せ」って、なんなんだ...。
「さぁ!!お集まりの皆さん!!ご注目!!少し傷は入っていますが、これまた質の良い女奴隷が1人!......」
俺は手汗がにじむ拳を握りしめ、熱狂的な会場に視線を向けた。
「彼女に本当の「幸せ」を教えることができる、勇気のあるお客さんはいらっしゃいますか!!」
奴隷少女と「幸せ」商人は食パンを齧る くっきー @puraguma
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