「眼球鳥の正体」の件メール.txt 

KD株式会社

第二事業局児童図書出版部

児童図書編集部


神子瑠美妃 様


御世話様です目目目です。


沼丘琉兎さんの件

「眼球鳥」どう思いました?

面白いのですが、目撃情報が偏っていて噂的に拡散されてませんし、影響力に乏しいですよね? 


我々メディアで都市伝説化してくにしても

神子さんが追っている件とは関連性なさそうですし、一旦ボツにしますか? 


沼丘さんの報告メール

https://kakuyomu.jp/works/16818093090992970306/episodes/16818093092962080623

これらから「眼球鳥」を読み解くと、 


〜温度環境、バナナを餌にしていた、ネズミの様な糞尿、悪臭

 逆さにぶら下がっていた、ホバリングしていた

〜それからメディアが発表していた感染症

[記事]https://kakuyomu.jp/my/works/16818093090992970306/episodes/16818093092347161961

(ヒストプラズマ症や狂犬病に似た不明の病原菌により捜査関係者などが感染症を発症し遺体の司法解剖が難航していた)、


これらから推測するに「蝙蝠」ですねコウモリ。


コウモリが人間の眼球を咥えていた。

それでコウモリの顔が隠れてまるで顔が眼球に見えた。それが眼球鳥の正体だと思います。


自分もすぐ気づいたのですが、沼丘さんはややオカルティックな趣味趣向へ走りがちです。

彼女も目玉を落としたのはコウモリだったのを見たはずじゃないですかね…?

何とか怪事件、スクープにしたい節がある。

だからお忙しい神子さんはスルーして私へ振ったのでしょうがw


ただそれにしても、通常のコウモリの性格としては基本的に大人しく、臆病な性格をしています。

静かな場所を好み、夜中にしか活動しないし、人に襲いかかってくることはありません。

今回の特徴的に日本の蝙蝠ではない感じがしています。


何らかの陰謀、例えば「トランスジェニック動物」

(DNA操作による遺伝子導入技術やゲノム編集技術によって目的の遺伝子を導入した動物)

だったら面白いんですけどね。


本当にコウモリが人間へ襲いかかり、目玉を引き抜くことができたのか?

現段階では謎のままです。


事件の鍵を握る行方不明の妹さんが見つかり大々的に話題になった時の利益を考え、

都市伝説「眼球鳥」はサイトに載せておきます。特許関係はお任せします。

以上で一旦「眼球鳥」の件は完ということで、


また”例の件”は別途ご連絡致します。


お身体にお気を付けて、

引き続きよろしくお願いします。


目目目

2022年8月6日(土) 19:46  目目目 <mi2me@qmail.com>:

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眼球鳥[ガンキュウドリ] 目目目 @mi2me

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