月の女王計画〜女王は愛を選ばない〜
山田小百里
月の女王計画
今は昔、空に輝く月の面に美しい女人たちの国がありました。女人たちの中でも一際美しく、賢い女王が代々、その国を治めています。
女王は自分の死期が近いことを悟ると、次の女王となるものを産み育て、国を託すのです。
「
「母上、お呼びですか」
血のつながりを感じさせる、よく似た面差しの2人。冴え冴えとした白色光が照らす室内は、塵ひとつないほど清潔で無機質です。低く唸る機械音の他は二人の会話しかなく、とても静かです。
「ええ、そろそろ其方が地球へ降りる頃だと思って」
女王は奏音に向かって手を伸ばしました。奏音は女王に近づき、その手を取って、
「地球になんて、行きたくありません。わたくし達よりずっと劣る地球人の手を借りなければ成らないなんて」
唇を尖らせて、奏音は言いました。もう成人すると言うのに、幼
い子どものような仕草の奏音に、女王は優しく微笑みかけます。
「それが女王の役目。国を存続させるために地球の魂に刻印のある男から子種を採り、子を産み続けなければならないのよ。私も、私の母もそのまた母も、そうして国に尽くしてわ」
女王の脳裏に、最後に逢った母親の姿が浮かびます。今の自分と同じように、受精卵を機械で取り出すため、下半身を機械に繋がれていました。
「それで母上たちは幸せだったのですか?」
いつもは勝気な奏音の瞳が揺らいているのを認め、女王は穏やかな笑みを深くしました。きっと自分もこんな顔をして母を見ていたのだろうと懐かしく思い出しています。
「きっとあなたにもわかる時が来るわ。刻印の男を欲しいと思う気持ちも、子を慈しむ心も」
「母上…」
「さぁ、お行きなさい。きっとこれが最後になるわ。後を頼むわね。奏音ならきっと大丈夫」
「いやです、母上」
「奏音、貴女なら、もっと良い女王になれるわ。私たちの中で一番幸せな女王におなりなさい」
女王は奏音を立ち上がらせ、地球へ行くよう促しました。
「…、承知しました。行ってまいります」
奏音は扉の前で一度振り返り、部屋を出て行きました。女王は扉の向こうに語りかけます。
「自由で、幸せな女王になりなさい。かつての私たちが望んだような自由な女王に」
何度かの変遷の後、都が四神相応の地に落ち着いたのはほんの数十年前のことでした。丹塗りも鮮やかな内裏が都の真ん中の大路の北の端あり、帝の権勢を表しています。
都の南東の外れに竹の生い茂る一角がありました。
奏音はその竹林を目印に幾人かの供とともに舟に乗り、地球へ降り立ちます。奏音の乗った舟は月のように眩く輝き、夜の闇を払いのけ、まるで昼のように竹林を明るく照らしました。
降り立つ際に巻き起こる風に竹が騒めき、ぽつりと立っている小屋が吹き飛びそうになっています。
「お待ちしておりました、姫さま」
雪のように白い髪をした老婆が奏音たちを出迎えました。奏音たち迎えるため、先行して地球に降りていた
「出迎えご苦労さま。まずはこちらの服に着替えたいのだけど、お前の住んでいる館はどこかしら?」
吹き飛びそうになっていたあの古びた小屋ではないわよね? という確認をこめて、奏音は万夜に問いかけました。
「心配なさらずとも、姫さまにふさわしい館をお造りいたします」
奏音の供たちが四角い箱を持って竹林に入って行きました。長方形を描くように箱を地面に置き、蓋を開けると、眩い光の線が箱と箱を繋ぎます。光の線で結ばれた内側にも光が広がり、空高く光の渦が登っていきました。光が止んだ後、竹林は消え去り、都の貴族の館にも劣らない立派な屋敷が建っておりました。
「さぁ、姫さま。参りましょう」
万夜は奏音を誘います。奏音はそれに従い、館へ向かおうとしました。
「ばあさま、ばあさまや」
古びた小屋から老爺が転がり出てきました。真夜と共にあの小屋で暮らしている地球人のようです。
「じいさま、どうした? 姫さまを迎えに行くから待っててくださいと言ったでしょう?」
「えらい風が吹いて、周りが明るぅなったから、ばあさまが大丈夫か心配になってな」
シワだらけのゴツゴツした手で老爺は万夜の手を包むように握ります。これまで長い間、竹取りや竹細工作りなど腰を屈めた重労働を続けてきたのでしょうか。老爺の腰は海老のように曲がっています。
「ありがとう、大丈夫よ。あれは姫さまの乗った舟がお着きになったからよ。じいさま、こちらが私がお仕えする姫さまよ」
「おぉ、そうか、そうか。ばあさまが待っておった姫さまが来られたか。なんとまぁ、べっぴんだ。ばあさまの若い頃よりもべっぴんだ」
シワだらけの顔をさらにシワくちゃにして、老爺は奏音の来訪を喜びました。老爺の歓迎に奏音は一礼しました。
「歓迎ありがとうございます。しばらく厄介になります。一緒に新しい館に参りましょう」
「姫さま?!」
奏音は老爺に手を差し伸べました。慌てて万夜が止めようとしますが、奏音は気にせず老爺の手を取りました。
「万夜の夫であれば、私の家族も同然です。どうせ部屋は余るのだから、みんな一緒に暮らした方が都合も良いでしょう」
奏音は老爺の手を引いて、新しい館に入りました。真新しい木の匂いが漂い、これまた真新しい調度品が整然と並んでいます。
「たまげたなぁ。貴族さまのお屋敷みたいだ」
ただただ目を丸くする老爺を奏音は穏やかな目で見守っていました。
「もう夜も遅いですから、お爺さんも皆も今日は休みましょう。明日の朝は、きっと、たくさんの村人が押しかけてくるでしょうね」
奏音の言葉は、現実のものとなりました。
昨夜の光の元が気になった村人たちが朝から竹林に押しかけ、一夜にして建った館に驚くばかりでした。あるものは塀をよじ登り、あるものは閉ざされた門の隙間を覗き込んでいます。
目を覚ました老爺はいつもの通り、竹を取りに行こうと門を開けました。館を覗き込んでいた村人たちが一斉に老爺の元に押しかけます。
「じいさま、この館はどうしたんだ? 昨日までは古い小屋しかなかったじゃねぇか」
「これはばあさまの姫さまの館だ。わしもばあさまと一緒に住ませてもろうてる」
「おぉ、姫さまとな」
村人の間にどよめきが起こりました。老爺に不釣り合いなほど美しい妻がいることを村人たちは知っていました。その妻が「姫さま」と呼ぶとは、どれほど美しい娘なのか、そして、こんなに短い間に立派な館を建ててしまうなんて、どんな不思議な力を持っているのか。村人たちはますます興味を募らせます。
「お爺さん、どこへ行かれるのですか? 朝餉の用意ができていますよ」
館の入り口から、竹の葉のざわめきのように涼やかな声が聞こえました。村人たちは声の主を一目見ようと入り口に押しかけます。
ですが声の主、奏音の姿は几帳の影に隠れはっきりと見えません。若竹色の
「竹林の館には竹のように気品に溢れた眩いほど美しい姫がいる」と。
その噂はたちまち都中に広がり、多くの貴族の子息が奏音に逢おうと和歌を送ってきます。万夜は和歌を送ってきた子息の中から、刻印を持っていそうな者を五人選び、館に招きました。
庭に面した部屋に通された子息たちは、奥の竹林と見事に調和した庭の造りに感嘆しました。
「これは見事。竹のように美しいというなよ竹の君に相応しい」
「居に竹無くは不可なり、だな」
「竹無きは人を俗ならしむ、か。確かに清々しく美しい竹だ」
続きの一節で応じたのは
「なよ竹の君が現れたという日には鳳凰の卦が出ております。なよ竹の君に相応しい館ですね」
したり顔で言ったのは
「何を皆、誉めておるのだ。我々を待たせて姿を見せぬなど、失礼ではないか」
大声を上げたのは
藤原武継の粗野な振る舞いに他の四人の公子は眉を顰めます。
「皆様、お待たせいたしました。姫さまが参ります」
万夜が公子たちに呼びかけます。部屋の奥から几帳の裏へ、衣を引きづりながら奏音がやってきました。几帳に隠れ、公子たちに奏音の姿は見えません。
「やっと来たか。しかも我らに顔を見せぬとは。何様のつもりだ。無礼ではないか」
「なよ竹が節を知らぬはずがございません。殿方にみだりに顔を見せるなど恥ずかしきことにございます」
身分が低いのに勿体ぶるなという藤原武継に奏音は言い返しました。凛とした声の気高さに公子たちは一様にため息を漏らしました。
声だけでこれほど美しいのであれば、その顔はどれほど美しいのであろうか。几帳の影から覗く黒髪、焚きしめられた品の良い香の香りがますます奏音に逢いたいと思わせます。
「ですが、なよ竹の君。我らは貴女に逢いに参ったのです。少しで良いのでお姿をお見せください」
源光道が奏音に呼びかけました。清原雅文が和歌を作り、読み上げます。
「雲間より のぞく月影 いとおしく 隠すばかりぞ 惜しき面影
」
自身を月に喩えられ、奏音はくすりと笑いました。
「月のように輝くお姿を我らにお見せいただけませぬか?」
在原和音が更に願いを伝えます。奏音は少し考えるふりをして、言いました。
「では、半月後に私の望むものをお持ちくださった方に私の姿をお見せしましょう」
「なよ竹の君の望むものとは?」
「皆さまお一人お一人がお考えください。私を大切に思ってくださるのであれば、お自ずとお分かりになるはずです」
それ以上の質問を禁じ、奏音は部屋の奥へ戻って行きました。公子たちはどうすべきかしばらく悩んでいましたが、奏音の望みをかなえるべく、動き出しました。
「姫さま、あの者たちはいかがでしたか?」
「残念ながら、あの者たちは違うようね」
奏音の回答に、万夜は肩を落としました。五人いれば、一人くらいは刻印を持っているのではないかと期待していたのです。
「面目ございません」
「気にしないで、まだ来たばかりじゃない。さて、地球の男たちが何を大切に考えているのか、これで知れるでしょう。あれらが何を持ってきてくれるのか、楽しみに待ちましょう」
ふふ、と奏音は意地悪く笑いました。公子たちが自分の望むものを持ってきてくれるはずがないと分っているかのようでした。
そして半月後。公子たちは贈り物を大切に抱え、連れだって館にやってきました。どの公子も自分が一番価値のあるものを持ってきたと自信にあふれています。
安倍晴基は銀の枝に金の葉と真珠の実をつけた手のひらほどの植物を差し出しました。
「私は蓬莱の玉の枝を持ってまいりました」
蓬莱の国にしかないという貴重なこの植物には不老不死の力が宿るといわれています。古来より、権力者たちは不老不死の法を求めています。きっと奏音も望んでいるはずだと安倍晴基は考えたのです。
万夜は玉の枝を恭しく几帳裏の奏音の元へ運びました。奏音はそれを両手で受け取ると、しげしげと観察しました。
「これは見事な。腕の良い細工師をご存知なのですね」
「さ、細工師とは失礼な。苦労して手に入れたものですぞ」
安倍晴基は早口で弁明をします。奏音は玉の枝を万夜に渡し、何事か耳打ちしました。万夜は頷き、几帳裏から公子たちの前に姿を現しました。庇に掛けていた籠の小鳥に枝の実を一粒与えます。
実を啄んだ小鳥は大きく羽を広げ、身体を震わせます。空を切るような鋭い一声をあげて動かなくなってしまいました。
様子を見守っていた公子たちも驚きのあまり、動かなくなってしまいました。
「こ、小鳥には薬が強すぎたようですね。用事を思い出しましたゆえ、これにて失礼いたします」
安部晴基は慌てて館を去りました。競争相手が一人減り、公子たちは密かに喜びました。
清原雅文はこの世の真理を説いた経典、藤原武継は数々の苦難を退けたという龍の首の玉、在原和音は神をも魅了する音を奏でる琵琶、源光道は皇統に伝わる八咫鏡を奏音に献上しました。
ですが、どれも奏音の望むものではありません。公子たちは一様に項垂れ、館を去りました。
誰が見ていたのか、この時の様子が都中の噂になりました。公子たちは恥ずかしさのあまり、物忌と称して自らの館に閉じ籠りました。
公子たちの噂は帝の耳にも届き、帝は奏音に興味を持ちました。奏音を宮中に召そうと使者を送ります。
ですが、奏音は竹は根を張り動けないものだから伺えませんと断りの和歌を送ります。
『根を張りて 動かぬ竹の 身なれども 逢ふを願ひて 君待つ我が宿』
自分のお召しを断るだけでなく、会いに来いと言う奏音に帝はより興味を持ちました。周りの貴族たちが止めるのも聞かず、お忍びで奏音の館を訪れました。
突然の来訪に奏音は急いで几帳の陰に隠れました。ほっと一息ついた奏音の耳にこちらへ向かってくる足音が聞こえます。足音は奏音のいる几帳の前で止まりました。焚き染めた香の匂いが奏音のものとに届きます。その匂いの中から自分が探していたものを感じ取り、奏音は震えるほどの衝撃を覚えました。母である女王の言葉の意味を身をもって理解したのです。
「庭の竹も見事だが、光り輝く竹を見てみたいものだな」
帝の深く穏やかな声音は奏音とって好ましいものでした。奏音はすっと立ち上がります。
「なれば、お目にかけましょう」
奏音は几帳の影から帝の前へ姿を現しました。噂から想像していたよりも遥かに美しい奏音の姿に、帝は驚きます。帝である自分を真っ直ぐと見つめる意志の強い眼差しに、奏音がただ人ではないと感じます。
「これは、誠に美しい」
「光栄にございます。もうすぐ日が暮れて月が昇ります。月を愛でて行かれませんか?」
帝は奏音の手を取り、提案を受け入れました。月の光に照らされた竹林を眺めながら、盃を交わします。
「月の光に輝くあの竹は真にそなたのようだ。風にしなり、弱弱しく見えるが、折れることなくまっすぐに立っている。なよ竹の輝夜、そなたのことをそう呼ぶことにしよう」
帝は傍らに座る奏音の肩を抱き寄せました。抱き寄せられるまま、奏音は帝に寄りかかります。
常であれば抱き寄せられれば、拒否していることでしょう。素直に身を任せる自分に奏音は驚くばかりです。
「帝、あちらへ」
奏音は囁き、帝を見上げました。たっぷりと見つめた後、視線を部屋の奥へ移します。
奏音の意図を察し、帝は立ち上がりました。奏音の手を取り立ち上がらせます。二人は部屋の奥へ入って行きました。
翌朝早く、帝は内裏へ帰って行きました。昨夜の名残を胎内に感じ、奏音は下腹部に手を当てます。
「不思議なものね、この子たちと早く会いたくて仕方ないわ。母上たちもこんな気持ちだったのかしら」
愛おしげに微笑む奏音に万夜は届いた手紙をさし出しました。
「帝からの文です」
竹の枝に結ばれた手紙を解き、開きます。流れるように美しい文字でこう書かれています。
『月の夜に 夢か現か 竹の影 君を思えば なおも恋しき』
次の逢瀬の約束を匂わす和歌に、奏音の心は少しも動きません。昨夜のひりつく程の欲望が嘘のように凪いでいます。求めるものが満たされたせいでしょうか。
「姫さま、お返事はいかがなさいますか?」
「そうね…。返事を書くから、蓬莱の玉の枝の葉と一緒に届けて。もちろん、本物の蓬莱の玉の枝の葉よ」
蓬莱の玉の木は奏音の国に生えています。本物を知っているから、安倍基晴の持ってきたものが偽物だとすぐに見抜けたのです。
「そんな貴重なものを。良いのですか?」
葉には寿命を延ばす効果があります。月の国でも貴重な薬の材料です。
「子らの父親です。少しの温情は良いでしょう。さぁ、この文と一緒に明日、届けて頂戴」
奏音は薄い緑の紙に返歌をしたため、万夜に渡しました。万夜は両手で受け取り、文箱に納めます。
「本当ならば、あと二、三人は子らの父が欲しいのですが、すぐに見つかりそうにありませんね。今夜、月へ帰ります。短い間でしたが、世話になりました」
「私の務めを果たしたまでのことにございます。姫さまも見事に役目を果たされ祝着至極に存じます。国へ帰られ、立派な女王におなりあそばせ」
「ありがとう、万夜。何か褒美を贈りたいのだけど、何が良いかしら?」
「なんでもよろしいのですか?」
「ええ、私に出来る範囲であれば」
万夜は少し考え、切り出しました。
「このまま、地球に居させてください。じいさまと共に暮らしたいのです」
聞くまでもなく、万夜の願いを知っていた気がしました。二人が互いに想い合い、大切にしているのがこの短期間でも良くわかったからです。
「もちろん良いわ。お爺さんが大切なのね」
「姫さまからすれば取るに足らないつまらない地球人かもしれませんが、私にとってはかけがえのない人です。地球に来たばかりの頃の私を何も聞かず受け入れ、親切にしてくれたのです」
自分の知らない二人の絆を奏音は想像します。万夜が知り合いのいない村で受け入れられたのは、老爺の人となりのお陰でしょう。
「子を成せぬことを咎めず、変わらず尽くしてくれています。愚かで不器用な男ですが、純粋で優しいところに癒されております」
「そうなの。良い人に巡り合ったのね」
はい、と応え、万夜は穏やかに微笑みました。
その夜、来た時と同じように強い風と眩い光と共に降り立った舟に乗り、奏音は月へ帰って行きました。
『夢の世に うつろふ影の 竹の葉は 色なきものと 知るも悲しき』
帝は奏音の返歌に落胆しました。宮中に迎えられなくてもまた逢えるのではないかと期待していたのです。
文箱に入っていた蓬莱の玉の枝の葉は、国で一番高い山の上で燃やし、奏音に返すよう命じました。
これは今は昔の物語です。
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