マカロンともなかの途中でパレードは続く
切り株ねむこ
第1話 クリスマスに涅槃
12月25日。
主婦らしからぬ11時にやっとこさベッドを出た。そして、寝起きからクリスマスケーキを食べ、Tempalayのライブ映像を観つつ、洗濯機をまわして「涅槃」について調べている。
というのも、カクヨムに久々に投稿しようと思い立った時に一番に考えたことが、名前をどうしようということだった。
「切り株ねむこ」。
このへんてこりんな名前には、それはそれはもう深ーい深ーい事情があり、今や危険を伴うくらいのものになってしまっているのだ。
(半分くらい嘘)
ちなみにSNSでもこの名前を使っていた頃もあったが、今や使うのをやめている。
で、せっかくなので〇〇ねむこという感じに名字だけ変えようかと思い、「涅槃」を調べていたのである。なぜ急に涅槃かというと、一昨日観直した「聖☆おにいさん」で、ニルヴァーナは「涅槃」という意味だと知り、へぇーと思ったのだ。(前に観た時は何故どうも思わなかったのかが謎)
「涅槃ねむこ」…漢字だとあまりにあれ過ぎる気がする。「ねはんねむこ」…平仮名だと少しまろやかになった。でもなぁと思い、他の候補も考えた。私の好きな言葉で「泡沫ねむこ」…悪くはないけども。字面としてなら「うたたねねむこ」…うーーん。他にも「たまゆらねむこ」「うつせみねむこ」など、一応あれこれと考えてみるも、なーんかしっくりこない。というか、かっこつけている気がしてしまう。(かっこいいか?という点に関して気になったとしたら、そこはスルーしていただきたい)
やはり「切り株」からの「ねむこ」というほっこりしつつの意味不明さが欲しいところ。
(自画自賛)
この際、もっと意味不明度を上げ、素っ頓狂なものにすることも考えたが、そのさじ加減は人との距離感くらいにデリケートで難しい。
ということで、結局はもうしばらく「切り株ねむこ」で続けることにした。
こんなことを書いてると、見知らぬ番号から電話がきた。見知らぬ番号の着信に出るのは怖いので、留守電を聞いてみることに。
「こちらスーパー〇〇の〇〇と申します、昨日お買い上げいただいたケーキの件でお電話させていただいたのですが。また折り返し後日お電話させていただきます」。
さっき食べたケーキ!!と血の気が引いていった。
と、私のクリスマスはこんな感じに終わってゆくのでした。
マカロンともなかの途中でパレードは続く 切り株ねむこ @KB27
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。マカロンともなかの途中でパレードは続くの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。