突然生物が消えてしまった世界でのお話。それなのに、読んでいてなんだか希望を感じました。主人公の刹那的な心情よりも、大きな目的や行動が重点的に描写されていて、文章は軽やかでスッと入ってきます。人がいなくなってしまった世界で生き延びるため、そして他の生き残りを探すために、様々な挑戦をする主人公が頼もしい。「滅んでしまったかもしれない」という世界観ながら、読んでいて元気をもらいました。
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