【実話】隠しメニューの謎

もっちゃん(元貴)

学食

この話は、私が大学生の頃に、実際に起きた出来事である。


 講義がある日に毎回昼飯を食べに行った大学にある食堂に、私は隠しメニューと呼んでいるメニューがある。


   それが、ハンバーグ定食550円だ!


 この食堂は、販売機で自分が食べたいもののチケットを買って調理してくれるおばちゃんに渡して定食や丼、麺類などを食べられるのだが、ハンバーグ定食は、販売機に記載されてない謎メニューなのです。


 では、どうやってこのハンバーグ定食を食べることができるのかというと、販売機にお金を入れると、販売機にあるメニューの一番下にあるなにも書いてないボタンにハンバーグ定食○と写し出された時に食べられることができるのだ。


 しかも常時食べられるわけではなくて、私が卒業するまで、計6回しかボタンが点灯しなかったので6回食べれただけでした。(一日何食あるのかも不明)


 このハンバーグ定食、食堂にはたくさんの学生が来るのですが、私以外食べている人が一切見なかったので、みんな知らないメニューだったと思います。


 私も、このハンバーグ定食があるのを知ったのは、いつも食べるコロッケ定食350円のチケットを買おうとして財布をのぞいたら小銭がなく、仕方なく千円札をいれたところ、一番下のボタンが光ったので、初めてその存在を知りました。

 

 友人にも教えてあげたら、そんなメニューあるの!とびっくりして、上手くて安い定食を教えてくれてありがとう!と喜んでいましたが、友人も卒業するまで3回ぐらいしか食べれなかったと嘆いていました。


 ハンバーグも直径15センチぐらいあって厚みもあったので、満足出来るものでしたが、なぜ?そんな隠しメニューが存在してるのか理由がわからないんですよね。


 他のメニューより手間がかかるのでそんなに何個も作れないからかなぁ?と思いますが、どうなんだろう?

 私が、注文したら調理担当の方が、大きい寸胴鍋に冷凍庫から持ってきたハンバーグを入れてコトコト煮込んで鍋の前でずっと待ってましたから調理する時間がかかるのは確かですが(笑)


みなさま通っていた大学の食堂に隠しメニューとかありましたか?



          終


 

 

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