勇者に捨てられた女騎士は、それでも剣を取る

魔王を討った伝説の勇者。その圧倒的な力を目の当たりにしながらも、剣を掲げ続けた女騎士アレクシア。
迷宮の最深部で火吹き竜を討ち、歴史に残る戦いの一端を担った彼女は、仲間たちと共に地上への帰路につく。だが、待っていたのは予想もしない言葉だった。

「お前は、必要ない。」

選ばれなかった者は、ただ立ち去るしかないのか?
誇りとは何か。戦う理由とは何か。迷宮の闇よりなお深い問いに、女騎士は己の剣で答えを見出す。
運命に抗う者たちの物語が、いま始まる――。

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