アダルトなVideoのインタビューかな?
「シナリオ経験は?」
「えっと……まだないです」
「じゃあ初めてなんだ?(笑)」
「そうですね……」
「大丈夫だよ、もっと力抜いてもいいよ」
「は、はい……///」
「そういうところも可愛いね」
アダルトなVideoのインタビューかな? ななかと悠希が適当にノリを始めた。葉介は何かのネタか思いついていない様子。まぁ身内ネタ的なもんだし気にしなくてもええで。
「葉介がついてこれてないからそこまでにしとけよー」
「「はーい」」
「あ、ネタだったんだ?」
それでも勘づいてないらしい。君はそのままでいてくれ。
「話を戻すけど葉介には漫画を描いてもらうんだよ」
「うん、それは大丈夫だけど……」
「そこでネタと打ち合わせは悠希と二人で話し合ってどういう漫画にするかを決めてほしいんだ」
「任せて!」
自分勝手だけど面白いのは二人だけの身内ネタとかの幼馴染ネタ。オレたちが幼馴染ジャンルガチ勢ってのもあるけど二人の馴れ初めもネタになるだろ。
「SNSの運用については最初の方はオレが担当するから悠希と葉介は元になる漫画ができたら素材頂戴な」
「わかったよ」
「祥平が描いてくれてもいいんだよ?」
ネームしか描けんわ。結局イラストは背景しか上達しなかったしな。ちくしょう。人体をきれいに描こうとするとトラウマが如く手が震えて止まらないんだ……。下書き程度なら問題なく描けたというのに。
だからオレは今後人を描いたり人物のデッサンはしないことにしたんだ。
代わりに背景はめっちゃ描けるようになったのだ、どや顔はできないけど。
「祥平くんは背景は上手だから……」
「「は」ってなんだ「は」って! というかもう長い付き合いだしさ、そろそろオレのことは呼び捨てで読んでくれてもいいんだぜ?」
「ま、前向きに善処することを検討するよ……」
絶対検討しないだろお前。どうしてそこだけは饒舌なんだよ。
「祥平とななかはどうするんだい?」
悠希が逆に質問をしてくるけど……はてさて、何しようかね。
「ドラマCDでもやろうかね~」
「ドラマCD……?」
悠希、エンタメのアンテナがまだまだ足りないな。月刊の冊子に付録でついてくるやつがあるじゃろ。つまりこの時代でもまだ需要があるってことだぜ。
「シチュエーションボイスってやつだ。お前らこういうシチュエーション好きだろってやつをドラマ化したもんだ」
「あ、それならわかるかも。よくななかっちとシチュエーションについて話してたんだよね」
「ねー」
そっちなら知ってるんかい。いつも二人で話してるの、そういうこと? いやそれ以上にもっと話すことあるだろ、ってツッコミはなしだろうな。うん。
葉介には下ネタに免疫ないから話せないし。悠希と話すのはサークル以上のことは話しないしななかはななかだし。
「サマコミウイコミに向けて何個か作っておこうかなって」
「売れるの?」
「さぁ? 内容次第じゃない?」
それを今から考えるんだよ。
「大丈夫大丈夫。祥平ならできるって!」
思考停止BOTをやめるんだ! ななかは本当に簡単に言ってくれるな。まぁその期待には応えないといけんよな。ええ、頑張ります、頑張りますとも……。
ハッピーエンドをはじめから 緑茶好き @greentea_umauma
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