第3話 作家を夢みるくりーむ

くりーむいろ。

3話目に登場するにはちょっと早いんじゃない?という、だいたいの人はくりーむいろがどんな色だか知ってはいるけれど

メジャーな色かと聞かれたら、うーんと少し考えてしまう、そんな色。

序盤から、大分くりーむいろに失礼。

とはいえ、戦隊モノとかの色にはあまり選ばれている印象はないしね。


だけど、さきのくりーむいろはなかなかに強い。好奇心旺盛で、気になるとすぐに手を出してしまう。がちっとハマれば長続きするのだけれど、実際に足を踏み入れてみるとやっぱり違うかもと飽きるのも早め。


そんなくりーむいろが最近夢みていること。

それは、作家になること。

『さき先生』になることを夢みている。

それも、こんなことを言い出したのは今回が初めてではないのだ。


過去に何度か試してはやっぱり自分には難しいと諦めたこと、覚えているだけでも5回!

いやいや何回諦めたら気が済むのか。不死鳥にもほどがある。


そういうわけで、またコツコツ執筆に手を出しはじめたくりーむいろへの他のいろたちの反応はなかなかに厳しい。


くろ「よくまたやろうと思うよね。また諦めるか飽きるかするのも時間の問題だと思うけどさ。」


あお「また、ユミの細胞(韓国ドラマ)観ちゃったからだろうね。確か前回もそのドラマ観て影響されていた記憶があるよ。はあ、、全くなんと言うか、単純、、。」


あか「まあ夢があるのは良いことだけどね。続くと良いけどさ。」


むらさき「作家になれるのなんてひと握りだし更にそれで生きていけるのなんてひと握り中のひと握りなのにね、分かってるのかな?」


くろ「分かってないでしょ。見てみなよくりーむを。」


くりーむ「うーん、何も浮かばない、、。」


しろ「どれくらい書けてるの?ってあれ?」


くりーむ「有名になったときのためにサイン考えてるんだ!しろも一緒に考えてよ〜!」


くろ「ほらね。」


さきのくりーむ以外の色たちは、さきの作家の夢に対しては辛口。以前は一緒になって盛り上がっていたのだけれど、何度もさきの心が折れるので段々とそうなってしまった。


だけど、くりーむだけは凝りもせずにまた挑戦しはじめてしまった。しろは多少は味方をしているようだけれど。


なんとかして今回は形にしてみたいくりーむは、とりあえずは30日間は毎日書くと決めた。少しでもいいから、毎日、30日は続けること。


飽きっぽくて好奇心旺盛で

誰の言うことも聞かないくりーむは

無事に達成できるかな?良ければ見守ってあげてください。

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わたしのいろたち saki @muguet_saki

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