第一章 あとがき

まずはじめに。。


別サイトで連載が進んでいたという事もあり、

一章は一気に駆け抜けるつもりで投稿し始めたのですが・・・・

本業や他の趣味が多忙だったりで、更新出来ない時期があり

更新が不規則になってしまった事、深くお詫び申し上げます。

この度、やっと第一章最終話まで進められました。


別サイトでの連載開始が2022年の初め頃だったということで

完結させた今となっては、かなり季節外れ、かつ年号がズレてしまいましたことも

本当に申し訳ないです。少し分かりづらくなってしまいました。。


それでもこうして一章を最後まで読んで下さった方々

本当に本当に、有難うございました。



◇◇◇◇◇



さて。。


すれ違いというものは、ほんの些細な出来事から生じてしまいます。

振り返ってみれば、くだらない事、気にも留めなかったような些事。

当時は気付かなかったような小さな小さな綻びが

大きな綻びへと繋がる事は少なくありません。



付き合いたて当初は、当然のように伝えていた気持ち、感情を乗せた言葉も

時が経つにつれて積極的に伝える頻度は減ってしまいます。


勿論、毎日毎時間伝える必要はありません。

ですが、ここぞという時には、伝えなければならない言葉もあると思います。



付き合いが長くなるにつれ、

嫌な面も見えてきたり、直して欲しいところも出てきたり。様々な要望が出てきます。

良い関係を続ける為にと、自分を押し殺して我慢する必要はありませんが

感情のまま、怒りや意見をぶつけるのではなく、

言葉を選んで、“伝える”。


そういった、ほんの少しの気遣いと歩み寄りで

大きな綻びを回避する事も出来ると思います。


色々な想いを“伝える”ことで、

長く続けられる関係も多いのでは、という想いから

この作品が出来上がりました。




今、隣にいるパートナーは“隣にいて当然”ではないという事を。

少しでもタイミングがズレてしまえば、隣にはいなかったかもしれない事を。

出逢えてすらいなかった可能性だってある事を、忘れずに。


今パートナーがいる方、

いない方はこれから出逢うパートナーと。


折角のご縁ですから、思いやる事、伝える事を怠らずに。

些細な事でご縁がなくなってしまうのは勿体ないと思うので

お互いのことを大切にしてもらえたらと思います。



◇◇◇◇◇



正直、物語の結末は悩みましたが、この物語のテーマは、


『相手を思いやり、自分の想いを伝える事、二人の関係を大切にする事。』


でしたので、折角のご縁、パートナーを大切にして欲しいという想いから

こういう結末に致しました。



以前、この物語のショートショート版を連載していたのですが

その物語とは少し異なっています。

コンテストの文字数制限があったという事もあり、

めちゃくちゃコンパクトにまとめなければならなかったので

描きたいストーリーが描ききれず、

ラストも自分の中でしっくりきていなかったので

この度、こちらでエピソードを追加+ラスト修正をした次第です。



浮気が本当だった場合、仮にやり直しの人生で浮気をしなかったとしても

『この人は何かあったら浮気する人なんだよな。』

そういった事が頭から離れず、結局のところ、本当に信頼しきるのは難しいと思うのです。



浮気をした事の後悔から、気持ちを改めて改心していく

そういったストーリーも、それはそれでキャラクター達の成長が描けるので

悪くないとは思ったのですが、テーマからズレちゃうのでやめました。



◇◇◇◇◇



第二章は、『目覚めたら三年前でした。 - Another Story -』

善希目線の物語となります。



第一章だけでは見えなかった事実、一章の裏側を描いていきます。

一章にあった伏線の回収と言いますか、

ここってどういう事だったの?そんな疑問の答え合わせと言いますか、

そんな感じです。

(第十四話で二人が話し合った事実の擦り合わせ内容等々。)



二章はですね、恐らくコメディっぽくなると思うんですよね~…。

いや、ちょいホラーっぽくなるかもなので、ホラーコメディか。(どんなジャンルや。)


一章では善希のイメージはあまり良くなかったと思います。

物語を盛り上げる為にも、ちょいちょいミスリードを入れましたし。

善希、ホントはめっちゃ良い奴なのに、悪く見せてゴメンネ。笑


第二章を通じて読者様方にも善希を好きになってもらえたら、と思うのですが…

違う意味で残念な奴になっちゃうかも。爆

決してスマートでカッコイイキャラじゃないので。笑


でもね、善希はね、良い奴なんですよ。笑

何故か不運に見舞われる人、でも一生懸命で一途な人、そんなキャラクターです。

格好つかなくても良い、スマートじゃなくても良い、ただ一途に誠実に。そんな人柄が真にカッコイイ人なんじゃないかなと私は思います。



とまぁ、それは私個人の主観になるので置いといて。

二章も楽しんで頂けるようにと執筆に取り組む所存ではございますが・・・・

微妙な感じになってしまったら、ゴメンナサイ。←


読んでくださる方は、今後とも宜しくお願い致します。

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目覚めたら三年前でした。 柚木 小枝 @koeda38

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