ミステリーでありある種のホラー

読了後にしばらく、唸り声を上げ続ける自分がそこにいました。


このお話は
人の心と思考が生み出してしまう
負の連鎖と怨嗟
を物語っている

と思いました。

その行動の動機は声に出さなければ本人にしか認識されず、伝えないことで生まれる負の出来事が結果として関係者を地の底に落とす……。


個人的に、本文(3/3)の一段落目でグッと引き込まれました。
この文が、既に狂ってしまった彼の人生に巨大な釘を打ち付けたな、と感じています。

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