最終話 気づいた男

 さて、ここまでの二つのエピソードに気づいた男がいるという話をしました。それは誰なのか。


 夜、暗い場所で読むのをお勧めします。




 それは、結城龍雄ゆうきたつおという男です。彼は、「スフレ」の編集者です。

 結城は窓を見やりました。すっかり夜です。

 結城は、家を出て、喫茶店に行きます。

 その喫茶店で、結城は、知人、杉村という男の狂気の叫び声を耳にしたのです。


「うわああああああああああああああああああああああ!」


 そして、血に塗れた拳を振り上げた杉村。彼の拳が結城の肩にかかって……




「ナミ、ナミ、アリィ圩芋覽」

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実態恐怖二号 沼津平成 @Numadu-StickmanNovel

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