私のハンカチが盗まれた。盗った可愛い彼女の生活を覗く。
せせら木
狂おしいほど可愛いところを。
クラスメイトの
その光景を目にした時は、さすがに少し驚いた。
幻滅した、というわけじゃない。
そうじゃなくて、単純にびっくりした。
私が。
彼女にとって、香りを嗅ぎたいと思ってもらえるほどの人間だとは思っていなかったから。
もちろん、自分自身と身の回りの物は、いつも清潔に保ってるつもり。
そうじゃなくて、特別な香水や、ヘアシャンプーにリンス、洗濯洗剤に柔軟剤、その他諸々の香り物なんてあまり使っていない私を、いや、私の物の匂いを、彼女はどうして確かめたくなったんだろう。
不思議。
理由が気になる。
気になって、気になって、仕方がない。
私は、奥空さんのことがたぶん恋愛的な意味で好きだから。
奥空さんも私のことが好きで、それでハンカチの香りを確かめたのかもしれない。
確認せずにはいられなかった。
結局、私のハンカチは、彼女にそのまま盗まれた。
盗むのは悪いこと。
きっと奥空さんもわかってる。
だから、私も少しだけ悪いことでお返しすることにした。
後日、奥空さんの筆記用具の中に、こっそり小さい盗聴器を仕込んだ。
これで、彼女の生活を少しだけ覗く。
もしかしたら、私のハンカチを盗んだ理由も聞けるかもしれない。
それが聞けたら、盗聴器は回収するつもり。
回収して、それとなく奥空さんに話し掛けたいと思う。
どんな会話をするかは、まだ決めていないけれど。
▼
――王子様みたい。
一日に最低一度は耳にする言葉で、それは私に向けられているものだ。
大抵はこっそりと友達同士で口にしている人が多いけれど、中には直接私へ言ってくる人もいる。
もちろん、褒め言葉として。
ただ、私もそう言われることを望んでいるわけじゃない。
嫌とまではいかないけれど、それは暗に男の子らしいと言われているようにも受け取れるし、何となく複雑な気分になってしまう。
もしも私が、今のショートヘアからロングヘアに変えてしまったら、皆はどう思うんだろう。
がっかりしたような目で見られるのかな。
だとしたら、私は変わらずに今のままの状態でい続けた方がいいのかな。
……なんて、傍から見たらくだらないと思われてしまうような悩みだって抱えてしまってる。
自意識過剰すぎる気もした。
だけど、そんな悩みを抱えてしまうくらい私は色々と臆病で。
決して王子様になんかなれない、皆と同じただの女の子でしかない。
それを理解してもらうには、きっとすごく勇気がいる。
変わろうとしないまま、私は何となく変わりたいと願う日々を送っていた。
「……美住さんの髪の毛……か、可愛いですね……」
そう、ある日の美術の時間に奥空さんから言われるまでは。
「……え? 髪の毛……?」
お互いに向かい合って、ペアの人の絵を描いている。
奥空さんの絵を描いていた私は、何の脈絡も無く発せられた彼女のセリフに、思わず首を傾げてしまった。
奥空さんは、私が疑問符を浮かべたのを見て、少し焦ったように説明してくれ始める。
「あ、あの、毛先の感じとか……。よく見ると微妙にくるっとなっていて……」
「……くるっ……?」
全然意識したことがなかったけれど。
くるっとなってるのが可愛いんだ。
「それを見てると、なんか……可愛いなって思いました。ご、ごめんなさい。こんなこといきなり……」
申し訳なさそうに奥空さんが言うから、私は手を軽く横に振って謝らなくていいことを伝える。
髪の毛が可愛いなんてこと、誰かに言われるのは初めてかもしれなかった。
照れくさくなって、思わず自分の髪の毛に触れてしまう。
「そうなんだよね。私の髪、少しだけ癖っ毛なんだ。自分以外の人がそれを知るには、私が言うか、本当にちゃんと髪の毛を見てくれないと判断できないことなんだけど」
作り笑いのような、苦笑いのような、その中間みたいな笑顔を表情に浮かべて、私は奥空さんに言う。
彼女はそんな私のことを見て、少し頬を朱に染めた。
そして、どこか恥ずかしそうに視線を私から逸らし、床を見つめながら小さい声で返してくれる。
「……じゃあ、この美術の時間に感謝かも……です」
「……感謝?」
何となく聞き取りづらかったから、確認するように私は疑問符を浮かべた。
奥空さんは弱々しく頷き、恥ずかしさを表情に残したまま頷いてくれる。
「多くの人がなかなか気付けない……美住さんの可愛いところ……私が一番に見つけられたような気がして……」
本当に小さい小さい、私の心の弱ってるところ。
そこをピンポイントで慰められたような感覚がして、心臓が途端に強く動き出した。
まるでスイッチでも押された感じ。
私って生き物は、ここまで単純だったんだ、って。
自分で自分を笑いたくなる。
何気ない奥空さんの一言が、果てしないくらい私を動揺させていた。
無意識のうちに顔が熱くなる。
持っていた鉛筆を置きたくなった。
奥空さんのことを白地の用紙になんて描ける気がしない。
だって、そうするには彼女のことをジッと見つめないといけないから。
「……美住さん……?」
何も言えないでいると、覗き込むように、軽く首を傾げて前のめりになってくる奥空さん。
顔がさっきと比べて近い。
ハッとして、私は反射的に彼女から少しばかり距離を取ってしまう。
でも、そんなことはまったく気にしていないみたいだった。
ジッと私を見つめて、眩しいくらいの笑顔を向けてくれた。
「っ~……!」
言葉にして、そのままぶつけたい。
可愛いなんて、そんな表現は私にくれるものじゃない。
全部、全部全部全部、奥空さんのためにあるもの。
私と違って小さくて、小動物みたいで、女の子らしくて。
大切に触れてあげないと壊れてしまいそうな、そんな存在。
――お姫様だ。
奥空さんは、お姫様。
じゃあ、王子様は……?
奥空さんに似合う王子様は誰……?
「そんな……の――」
言葉にしようとした矢先、プツリと線が切れたみたいな感覚に陥った。
体中の力が抜けて、視界が真っ暗になる。
私はそこで意識を失った。
▼
それからというもの、私の学校内での日課は、奥空さんを目で追うことになってしまっていた。
授業中も、休憩時間も、暇さえあれば彼女のことを見てる。
もちろん、追いかけてまでとか、バレそうになるくらいずっととか、そういう不審者認定されるようなレベルで見てるわけじゃない。
あくまでも一瞬。
眺めていても三秒ほどに留めているつもり。
ただ、そうやって見つめていると、奥空さんと話をしたいなとか、仲良くなりたいなとかいう気持ちも当然芽生えてくる。
実際、最初は話し掛けようとした。
元々、誰にでも話し掛けられる性格ではあったし、人と会話するのは得意とまではいかないけど、不得意というわけじゃない。
だけど、いざ仲良くなりに行こうと思ってみても、体が言うことを聞いてくれなかった。
緊張するし、奥空さんの近くに足を踏み入れただけで回れ右をしてしまう。
一緒にいた友達にも不自然なことをしていると思われて、何度も笑われた。
奥空さんとお近づきになりたいだけなのに……。
落ち込む私だけど、さらにその落ち込みに拍車をかけていたのが、あの美術以降、奥空さんが話し掛けてくれなくなったという事実。
たまたま目が合うと微笑みかけてくれるものの、それ以上のことは何もない。
彼女は彼女で、仲のいい友達二人と三人グループを作り、いつも楽しそうにしている。
私も私でそういうグループがあるから、そこはもう仕方ない。
まるで違う国に属してるみたいだ。
私は他国のお姫様をずっと追っている。
物理的距離は近いのに、奥空さんとの距離は圧倒的に遠い。
奇跡が起きて、彼女も私だけを見ているような、そんな状況にならないかな。
……なんて、ずっと思い続けていた。
――あの時までは。
『ふぅ。課題終わった。この後は何しようかな?』
夜。自室にて。
イヤホンから流れてくる音声を聴きながら、私は今日もニヤけるのを抑えられないでいる。
――ごめんね……奥空さん……本当にごめん……。
謝罪文句を心の中で並べてみるものの、私はイヤホンを耳から取り外さない。
あの日、落としたハンカチを奥空さんに盗られてしまってから、私は彼女の筆記用具に盗聴器を仕込んだ。
学校にいないタイミング。
平日の夜や、休日は、ずっとその盗聴器から流れる音声を聴き取るため、イヤホンを付けている。
ハッキリ言って、自分のしてることは最低だ。
変態だとも思うし、こんなことをしてるって誰かにバレたら、その時点で私の社会生活は終わってしまう。
捕まる可能性だってあった。
だけど、それなのにも関わらず、やめられない。
普段話せない分、盗聴欲求が抑えられない。
私の知らない奥空さんを知りたいし、何よりもハンカチを盗んだ動機だって知りたいから、家に帰ればずっとイヤホン。
とにかくずっと聴いて、私の名前が出ないかを待った。
そんなある時、だ。
『……美住さん』
自宅にいる彼女の口から、遂に私の名前が飛び出す。
思わず、椅子の背もたれに付けていた背中を伸ばし、前のめりになってしまった。
一つの音も取り逃さないよう、耳に付けているイヤホンも抑える。
『美住さん……今日も可愛かったなぁ……』
「――っ!?」
変な声が出てしまった。
それはあまりにも突然で。
私から冷静さを奪うには充分で。
予想もしていなかった言葉で。
初めて「可愛い」って言われたあの美術の時みたいに、顔が熱くなっていく。
これは……たぶん奥空さんの本音だ。
『カッコよくて王子様みたいだけど……このハンカチも女の子らしくて……クールなのに可愛いものが好きなところも可愛い……』
ハンカチのことを言ってる。
私から盗ったハンカチのこと。
『返さないといけないのに……どうしてこんなこと……。今さら返しづらいし……それに……』
無意識のうちに私は生唾を飲み込む。
『返したくないって思いも……ある……』
――……どうして……?
部屋の中で独り言を言うように、奥空さんへ問いかけていた私。
返答なんて当然くるわけがない。
わかっておいての反射的な質問。
でも、次の瞬間、その無意味だと思えることが想定していない形で報われた。
『美住さんの可愛いところ……皆が知らないところ……私だけがもっともっと知りたい……』
動悸がどんどん早くなってる。
『私だけが……独り占めしたいなぁ…………なんて』
……どうしてだろう。
自分でも不思議に思う。
何で私は、こんなにも動揺しているんだろう。
喜んでいるんだろう。
答えは簡単で、わかってるはずなのに、わからないってことにしてる。
勝手に笑みもこぼれた。
どうしようもないくらい嬉しい。
ハンカチを盗まれたのに、本当にどうしようもないくらい。
「わ……私も……奥空さんを独り占め……したいよ……」
声が震える。
さすがにさっきみたいな奇跡は起こらなかった。
返答は無くて、代わりに物憂げな奥空さんのため息だけが聴こえてくる。
『きっと……ハンカチを盗ったことがバレたら嫌われる。気持ち悪い人、おかしい人だって思われる』
「そ、そんなことない……! そんなことないよ……!」
『目だって合わせてくれなくなるし、今後話し掛けるチャンスも無くなる』
「いいよ、私全然気にしない……! 話し掛けて欲しい……! 私には……あなたに近付く勇気すら無いから……」
『だから……絶対にバレちゃダメだ……。話し掛けたりもできないし……今は奥空さんから話し掛けられるのも怖いよ……距離が近くなったらバレそうで……』
「っ……!」
勇気を振り絞るべきだ、という私の考えは、ここで一気に吹き飛ばされた。
奥空さんが話し掛けないで欲しいって言ってる。
だったら、それを破るわけにはいかない。
彼女の意思を尊重してあげないといけない。
もどかしいけれど、そこは仕方ない……。
『でも……もしも美住さんと仲良くなれて……二人きりでいられるようになったら……』
「……?」
『その時は……私が美住さんに似合いそうだと思うもの……付けたりして欲しいな……』
「……似合いそうだと思う……もの……?」
たとえばどんなものだろう。
『きっと、ブルーのヘアピンとか似合うと思う……。かっこいい雰囲気を邪魔しない……こっそりした可愛さ……ふふふっ』
ブルーの……ヘアピン……。
『他にも、可愛い柄のハンカチと、強すぎない香水と……色々あるなぁ。付けて欲しいもの……』
私が落としたものは無地だった。
可愛い柄の……ハンカチ、か。
『一緒にいれば……プレゼントもできるのに……』
………………。
奥空さんの残念がる声が耳に伝わる。
どうにかできないかな、なんて思っていると、彼女はお母さんか誰かに呼ばれて、部屋から出て行った。
盗聴器は再び無音になる。
「……ヘアピン……」
私は、イヤホンを付けたまま、自分の部屋の天井を仰ぎ見ながら考えるのだった。
▼
それから数日経って、私は自分の髪に普段付けないものを付けて登校した。
通りすがって声を掛けてくれる人のほとんどは気付かない。
教室に入って、いつも通り話しかけてくる友達もすぐには気付かず、私が見せるとそれに反応してくれる。
青色じゃない、黒色のヘアピン。
さすがに色まで奥空さんの言ってくれてた通りにすると怪しまれそうだから。
付けたこれでどうかな、とか思ったりする。
いつも通り、窓際の席で友達二人と話してる彼女の方を見つめた。
少しして目が合い、私は反射的に視線を逸らしてしまう。
けど、それでも、ともう一度奥空さんの方を見ると、彼女はまだ私のことを見つめていて。
「……!」
何か意味ありげに微笑んでくれた。
本当に一瞬の、わずかな交信。
奥空さんは、また友達同士で喋り出し、私も周りにいた友達から疑問符を投げかけられる。
「何でもないよ」
そう返して、朝のホームルームまでの時間を過ごした。
不自然にこぼれそうになる笑みを必死に隠しながら。
●〇●〇●〇●
美住さんのことは、この高校に入った時からずっと気になってた。
爽やかで、身長が高くて、すごく綺麗な顔立ちをしてる。
王子様みたい。皆そう言ってた。
でも、私が彼女のことを目で追ってた理由はそこじゃなくて、もっと根源的なところにある。
表面だけを見て、ほとんどの人が美住さんの本当の魅力に気付いていない。
王子様は、実は女の子なんだ。
この女子高に通ってる、私たちと同じ女の子。
だけど、それを誰もが見ようとせず、美住さん本人も、自分の本音を必死に隠そうとしていた。
もったいない。
隠さないで?
お願いだから。
そうやって私が心の中で願っても、この声は美住さんに届かない。
届かないから、彼女の魅力は、彼女自身がどんどん消そうとしていく。
どうやったら、それを残してもらえるかな?
私だけが独り占めできるだろう?
考えて、考えて、考えて。
結果、私が行き着いたのは、美住さんに盗聴器を仕込むことだった。
本当は、彼女の部屋の中に隠しカメラを設置したいくらいだったけれど、侵入はさすがにできない。
盗聴器を私物に仕込んで、美住さんの日常を覗く。
彼女の出す音声は、私をすごく満たしてくれた。
喜んでいる時も、幸せな時も、悲しい時も、怒っている時も、何もかも。
色々な部分から、私は美住さんを知っていった。
可愛い。
可愛くてたまらない。
あまりに可愛いくて、本当におかしくなりそうだったから。
私は、ある日の美術の時間に彼女へ告げた。
魅力の、端の端。
本当は、もっともっともっと可愛いところがあるけれど、髪の毛がくるっとなってるところを、ペアになれた美術の時間に褒めたんだ。
そしたら、私は死にかけた。
可愛い、って言われ慣れてないのは知ってる。
でも、ここまで可愛い反応をされるとは思ってなかった。
いつものクールな雰囲気からは考えられないほど動揺して。
噛み噛みな口調になって、髪の毛を女の子っぽくいじいじして、心の底から恥ずかしがって。
本当に可愛い。
そこからだと思う。
私の中の何かが切れてしまったのは。
もう、美住さんの全部が欲しくなった。
上から下まで、彼女が触れたものから出すものまで、何もかも。全部。
ほとんどストーカーみたいにもなってた。
友達付き合いがあるから、四六時中とまではいかないけれど。
気付かれない範囲でずっと行動を眺めていて。
カメラで盗撮できない分、目で精一杯記憶させる。
それで、ある日。
彼女がハンカチを廊下で落とした。
私は、それを当然のように拾う。
美住さんは、自分がハンカチを落としたことに気付いていなくて。
だったら、私が匂いを嗅ぐのは流れみたいなもので。
私のそんな行為は彼女にバレていて。
そのままハンカチを盗ったのも気付かれていたって、全部後で知った。
さすがに終わったと思った。
バレないよう気を付けていたのに、私は晒し上げられて人生終了。
ほとんど絶望していた。
……なのに。
「……え?」
虚ろにさせていた瞳に光が灯った気がして、小さいながら声を漏らしてしまう。
私の筆記用具。
その中に、美住さんが何かを入れ込んでいた。
いったい何なのか。
すぐに確認したい気持ちを必死に抑え、家に帰って確認する。
「……!」
それは盗聴器だった。
身がポップコーンみたいに弾けるような、そんな感覚に襲われる。
一瞬唖然として、徐々に迫るニヤけを止めることができなくなった。
「ふ……ふっ……ふふっ……ふっ……」
動機は違うかもしれないけれど、あの美住さんが私と同じような変態的行動をとるだなんて。
何を考えるのかな?
私のこと、好きだった?
もしかして、美術の時間のアレが原因?
それとも、私がハンカチを盗った原因を探ろうとしてる?
でも、それだったら直接訊いてくればいいよね?
あなたは人気者の王子様なんだから。
「ふっ、ふふふっ……! フフフフフッ……!」
……ごめんなさい。
私の可愛い可愛い王子様。
「……美住さん……今日も可愛かったなぁ……」
もっと、もっと。
「ブルーのヘアピンを付けて欲しいな……」
もっと、もっと、もっと……。
もっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっと。
私に。
私だけに。
「一緒に……いられたらなぁ……」
狂おしいほど可愛いところを見せて?
私のハンカチが盗まれた。盗った可愛い彼女の生活を覗く。 せせら木 @seseragi0920
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