殺伐とした会話がここまで温かいなんて

この度完結ということで、おめでとうございます!
不治の病にかかった女性。彼女の前に現れたのは、傷を負ってボロボロの竜。常世からはぐれた二人は、最期の時を寄り添って過ごす。人間や神への悪感情を吐き出し合いながら、やがて女性は目を閉じる。
驚きなのは、二人の間に流れる温かい空気。会話内容はとても殺伐。それなのにここまで温かい空気感が出せるなんて。さすがとしか言いようがないです。
神を殺し、竜の名を継いだ女性。彼女はこれからどんな生き方を選ぶのか。願わくば、その道の先に幸せの二文字があらんことを。