間も人相も悪い。そこが良い。

その不器用さが故に勘違いされがちな主人公。

もうちょっと愛想が良かったら、もしくはタイミングが違ったら。
そうしたら受け取られ方も違うのだろうなと思えるところが、なんだかままならなくて良い。

言動の節々に少しズレた感じの優しさというか、妙な律儀さを感じられるのが、主人公の魅力を確たるものにしている様に思った。