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  • 最終話への応援コメント

    えええええぇ……。。。
    悲しいです。フレデリックはぎりぎりの精神状態が生みだした幻想だったのでしょうか……。
    せめて、瞳の色と同じだと云った空の下で、優希くんが生まれ変わることができますように。そして今度こそ、心から音楽を奏でる歓びに浸ることができますように……。

    作者からの返信

    烏丸様、物語に最後までお付き合いくださり、ありがとうございます!m(_ _)m

    第2話で、ここからの成長を期待してくださったのに……とてつもなくがっかりさせてしまいましたよね💦申し訳ない思いでいっぱいです……(>_<)
    13歳というまだ幼い優希の心が、母親の創る牢獄のような世界で耐えることを諦めてしまった、その苦痛をテーマの中心にしたかった作品です。
    最近よく言われる「教育虐待」という問題など含め、偏った価値観で子供を束縛し虐待する親、それに耐えるしかない子供について、読み手の皆様に何かを感じていただけたら、というラストでした。作者も強烈に辛かったです……

    優希がここから自分の力を信じ、オリジナルな才能を開花させていくいくアナザーストーリーを考えてやれないかと、私も何となく思いつつありました。烏丸様のくださったコメントを読み、その思いが一層強まりました。
    作品へ素晴らしいコメントをお贈りくださり、作者としてこれほど嬉しく幸せなことはありません。
    深く深く、感謝申し上げます!(*´∇`*)💐✨

  • 第2話への応援コメント

    気持ちの赴くままにピアノを弾くくだりに、かなり前に動画サイトで視たアンドレ・リュウのコンサートを思いだしました。
    訪れた国の人気曲を楽しそうに笑顔で演奏している楽団と、肩を組んで歌っている観客たちの様子に、そうだ、音楽ってこういうものだったよなとものすごく感動したんです。もっと完璧な、素晴らしい演奏を聴かせる人もいるでしょう。でも、アンドレ・リュウの、動画で視ただけのコンサートは他のなによりも、音楽の持ついちばん大切なものを響かせてくれた気がします。
    優希くん、フレデリックに云われて好きなように弾いて、初めて音楽に心を揺さぶられたときの気持ちを思いだしたことでしょう。その優希くんが、これから母親のもとでどう音楽を続けていくのか……引き続き読ませていただきます♪(´∀`*)

    作者からの返信

    烏丸様、作品へお立ち寄りくださり、コメントをありがとうございます!(*´꒳`*)✨

    この上なく味わい深いコメントをくださり、とてもうれしいです!(*´∇`*)
    まさにおっしゃる通りですね。音楽って、格式あるオーケストラや一流音楽家による超一流の演奏ももちろん素晴らしいのですが、そこに到達するための血の滲むスパルタ練習などの部分が、かなり疑問に思えることも多いのです。そうして日々の苦しい訓練を積む子どもたちの無表情を見て、心が痛んだ経験があります……´д` ;
    そんなこだわりから解放された場所で、何にも囚われず湧き上がる音色を味わうことこそが、本来の「音楽」だったんじゃないか……と、そんなことを強く思います。

    母との練習の厳しさに必死に耐える優希。そんな彼のもとに現れたフレデリック。ここから優希はどんな道を選ぶのでしょう。

    編集済

  • 編集済

    最終話への応援コメント

    あぁ……。
    これは……言葉が出ません。辛い。

    何もかもがもう遅かった。
    自らの夢を子供に押しつけ続けた結果。
    彼女は、このあとどんな人生を進むのでしょうね。

    優希君はきっと、救われたのだ……と思いたいです。
    悲しくも美しいお話でした。

    作者からの返信

    ときの様、物語に最後までお付き合いくださり、作品を深く読み味わっていただけてとても嬉しいです!ありがとうございます。

    母親は、息子をこうして失うまで、自分の過ちに気づくことはできなかったのではないかと思います。そして優希は、力尽くで反抗や抵抗をしようとはしない優しさを持った子だったのだろうと思います。フレデリックはやはり、苦痛に耐えきれなくなった優希を救い出すために現れたのでしょうね。

    母親は、ここからどう生きるのでしょう……せめて、優希がどれだけの苦痛を味わったかを噛み締め、天へ去った息子を死ぬまで思い、苦しみ続けてほしいと思います。

    作品へ温かいコメントと、思いのこもったレビューをくださり、ありがとうございます。心より、深く感謝申し上げます!(*´∇`*)💐✨


  • 編集済

    第3話への応援コメント

    優希君、よかった。けれど……これは辛い。
    それにしても、お母さんは、なぜそこまでに『楽譜通りの音』に拘るのでしょう。
    「音楽」ではなく「演奏の技術」だけを学ばせる理由がとても気になります。
    優希君とお母さんのこのズレが……最終話でどうなるのか。
    楽しみに拝読します!

    追伸:
    お名前の誤字、大変失礼しました。
    修正いたしました💦

    作者からの返信

    優希、見事予選通過しましたね。けれど、全く喜びを表さない母。むしろ激しく息子を詰るだけでした。優希はどれだけ悲しかったか。心へのダメージは計り知れないものではないかと想像します。

    ジュニア部門のコンクールは、表現力より正確さを第一に採点するタイプの審査もあるようです。母親は厳しくそれを守らせようとしているのでしょうね💦
    点数や結果のことしか頭にない母の指導は果たして正しいのか……優希はどんな答えに行き着くのでしょうか。

    編集済

  • 編集済

    第2話への応援コメント

    まるで音楽が聞こえてくるような描写、優希君の生き生きとした演奏が感じられてとても素敵です。
    音楽が苦痛になっていた優希君、フレデリックとの出逢いで「音楽」を取り戻すことができるのか……。
    ページを捲る手が止められません。

    作者からの返信

    ときの様、作品へお立ち寄りくださり、細やかなコメントをありがとうございます!(*´꒳`*)✨

    ショパンの曲はどれも大好きで、この作品に登場する曲の描写は自分でも思い切り感情移入しながら綴りました。嬉しいご感想をありがとうございます!✨

    母に過酷な練習を強いられ、心身を擦り減らしている優希。そこへ手を差し伸べるように現れたフレデリック。彼は優希の孤独な苦悩を救ってやれるでしょうか……

    編集済
  • 最終話への応援コメント

    aoiaoi様

     親子と言う閉鎖的関係の中で、追い詰められてしまうと、行き場が無いですよね。
     「あなたのため」と言う美しい言葉で覆い隠された親のエゴや依存は、周りからの支援も得づらい。
     私自身もどきりとするシーンばかりでした。
     優希君とフレデリックはイマジナリーフレンドのような感じなのかなと思いました。ラスト、悲しいけれど、二人で飛べたとすれば、優希君は孤独では無かったのかなと思ったり。
     とても考えさせられる物語をありがとうございました。ピアノの旋律が聞こえてくる美しい文章にもうっとりしました。

    作者からの返信

    涼月さん、物語に最後までお付き合いくださり、コメントをありがとうございます!(*´꒳`*)♡

    まさにその通りですね。「子供のため」という意識で巧妙に目隠しをされ、親は無意識に自分の価値観を子供に押し付けてしまう。とても起こりがちな、そして怖い現象だという気がします。自分も子供への言動を振り返って青ざめた経験があります。子供の幸せを考えたはずの助言が結局自分のエゴでしかなかったり……´д` ;
    自分の凝り固まった「こうあるべき」を捨て、子供が願っていることに真っ直ぐ向き合う大切さを伝えたかった作品です。
    まさに、フレデリックは優希のイマジナリーフレンド的な存在として出現したのだと思います。追い詰められ救いを求めた優希が創り出した空想の友人、そして唯一の救い主。憧れの作曲家に導かれて空を飛んだ彼は幸せだったに違いない……と思います。
    登場させた音楽たちにも思いを馳せていただけて、とても嬉しいです!✨

    作品へ細やかなコメントと高い評価をくださり、ありがとうございます!心より、深く感謝申し上げます!(*´∇`*)💐✨

    編集済
  • 最終話への応援コメント

    ハッピーエンドの物語は多いけれど、現実の厳しさを考えると、こういうラストもリアリティがあるというか、悲しい物語ではありましたが、取り返しのつかないものを描いていると感じました。

    作者からの返信

    オレンジ11さん、作品へお立ち寄りくださり、コメントをありがとうございます!(*´꒳`*)

    読み手の皆様に届くようにと願ったメッセージをこの上なく深く感じ取っていただけて、とても嬉しいです。
    主人公が自ら命を断つというラストは、自分でも苦しんだ末に書いたものでした。何か救いの場面を書き加えることを何度も考えたのですが、彼がこの選択をしなければ伝わらないものがあるという思いは、やはり動かせず……
    作品へ奥深いコメントと高い評価をくださり、ありがとうございます。心より、深く感謝申し上げます!(*´∇`*)💐✨

    『ありふれた恋の話』スタートから引き込まれて拝読しています。彼らがこれからどんな恋模様を見せてくれるのか、楽しみにお作へお邪魔します!♡

  • 最終話への応援コメント

    完結おめでとうございます。アンハッピーエンドでも完結は作者様の力です。
    ご執筆お疲れ様でした。」

    切なさとセンチメンタルな感じが漂っていましたが、ラストがこうくるとは、作者様はもしかしていまお疲れではないでしょうか? 心配です……。自分のことよりね、子どもがね、抱っこ紐やベビーカーで運んであるく頃と違って、自分の意思でどこへてもいけてしまう。紐のない凧のような世代。学校へ行ったら、行ったはいけれど、帰ってくるのかとか、縁起でもありませんが、川に入ったり、無茶に走らなければいいけれどもと日々喉が苦しくなります。下の子がまだ乗り越えられない壁にいるのです。上の子は、大学への道は経済的な面とも言われていますが、就職率の高い高等学校へ入りましたので、職業の定着へは熱心にしていただいております。カクヨムの方のお子さんとして、こちらの受験のお話をさせていただきました。本当は息子が大学へ行きたかったのかなとか、口にはしないですがね。資格をとるたびに、就職への熱を語ってくれましたし。私ではなにも力になりませんが、お話したいことがありましたら、チャットを持っておりますし、誰もいないので(館で使おうと思っていましたが、叶さんのご家庭のこともあり、やめたんです)、お話できますよ。プライベートは内緒で。私の方もですね、小さくともプチプチきになる子ども達でして。そんな訳で、本作のラストは、私の妄想では、心の弱さだと思いました。

    💐完結祝です。

    作者からの返信

    いすみさん、温かなコメントをくださり、とても嬉しいです。ありがとうございます!✨✨

    疲れている……うーん、多少あるかもですね💦また、ショパン的センチメンタルがつい作品に漂ってしまったのもあるかな?と^^;(笑)
    ただ、今回のテーマや描き方の裏側には、何というか、以前は死は何が何でも忌むべきものという感覚が強かったのが、最近は生も死もあまりムキになって分離しようとせずとも良いのではないか、みたいな心境の動きが自己内に感じられたせいかもしれません。また、優希の選択は、手からこぼれないうちに家族の苦悩に本気で向き合う大切さのようなものをはっきりと描きたかった結果でもあります。そういうメッセージが多くの人に伝わるといいな、と。

    いすみさんの細やかなお気遣い、身に沁みます(´;ω;`)✨ありがとうございます!!心の内を話せる環境、大切ですね。こうして温かな関わりを続けてくださるユーザーの方たちとご縁が持てて、私はつくづく幸せ者です。

    いすみさんのお子様達は、本当にお母様のことを大切に思っていらっしゃるのですね。息子さんの言葉や行動のひとつひとつに、いすみさんやご家族を深く思う温かさを感じ、胸がじわりとします。家族の互いの想いが細やかに行き交って初めて、幸せが生まれますね。

    作品へ温かいコメントと☆、豊かな重みのあるレビューをくださり、ありがとうございます!心より、深く感謝申し上げます(*´∇`*)💐✨

    編集済
  • 第3話への応援コメント

    この優希さんのように、aoiaoi様のお子様が桜咲く咲く満開だよりが届くとこを遠くらか祈っております! 緊張は程々にして、半分勝気で半分リラックスで挑むといいかも知れません。受験受験で行方不明の気持ちを味わってきたおばさんのセリフですよ。重箱の隅みたいな問題も一応目を通してくださいね。出るんです。そこが。あとは、赤本や青本ですよね。

    作者からの返信

    アドバイスをありがとうございます!息子も今は本気で取り組んでいる様子です。塾でとても良い先生に出会ったようで、大学合格した暁にはLINE交換してもらいたいな〜〜、と呟いてます。野球部出身で、体育会系アニキの愛情深いナイスガイと聞いており、お母さんも一目お会いしたくてなりません。(笑)

  • 第2話への応援コメント

    aoiaoi様

     フレデリックさんのイラストがとても素敵で、重ねながら読ませていただきました。
     優希さん、思いっきり弾く事が出来ましたね。作曲者が良いと言ってくれているのですから、もうこれからは自由に弾きましょう……と、簡単にはならないところが辛いですね(;_;)

    作者からの返信

    落書きへもお立ち寄りくださったのですね!とても嬉しいです♡ありがとうございます!(*´꒳`*)♪

    純粋に音楽を楽しみたいという自分の欲求を押し殺し、母親の強要にひたすら耐え続けている優希。深く慕う作曲家であるフレデリックからの愛情深い賞賛は、どれだけ嬉しかっただろうかと思います。

  • 第1話への応援コメント

    aoiaoi様

     本当は優希さん自身が音楽が大好きなのに、今は母親の夢を叶えるためだけにピアノを弾かされている。助けてくれる父親も逃げて、正に孤独な状態ですね(;_;)
     そこへフレデリック!
     彼が救い出してくれると良いのですが。

    作者からの返信

    涼月さん、作品へお立ち寄りくださり、コメントをありがとうございます!(*´꒳`*)♡

    親に何かを強いられ、追い込まれる状況というのは、子供にとってどれほど辛いだろうかと思います(>_<)父も家族を放り出し、逃げ出してしまいました。母親の凄まじさについていけなかったのかも知れませんが……優希はたったひとりになってしまいましたね。
    フレデリック、助けてあげて……!

  • 第2話への応援コメント

    楽譜通りではないと叱られるとは、ある種のジャズというかある種のアレンジというかそうも言えますよね。それにしても不思議な世界なのにフレデリックはとけこんでおりますね。

    作者からの返信

    いすみさん、コメントをありがとうございます!(*´꒳`*)✨

    そうですね。自分の感情を思い切り込めたいという欲求が音のアレンジなどになって楽譜からはみ出してしまう、という感じなのかもしれません。楽譜から多少外れても、聴いていて心地良ければ音楽として大いに価値があるのと思うのですが……大きなコンクールとかになると、どうなのか?💦
    フレデリックは、本当に昔からの友人のように馴染んでいますね(*´꒳`*)

    編集済
  • 最終話への応援コメント

    えええええええええ(;゚Д゚)
    悲しいお話だった……。
    でもとても美しかった。

    作者からの返信

    にわ様、作品へお立ち寄りくださり、コメントをありがとうございます!(*^^*)

    嬉しいご感想のお言葉に、胸が震えております……
    作品に高い評価を賜り、ありがとうございます。心より、深く感謝申し上げます!(*´∇`*)💐✨

  • 最終話への応援コメント

    ラストは何とも悲しい結末になりましたが、優希君が自分の幸せと思える場所を手に入れるには、フレデリックの住む世界に行くことしかなかったのでしょうね。
    彼が新天地でフレデリックとともに幸せに暮らすことを祈るとともに、現実の問題として美那子がこの件をどう捉え、償っていくか……。これから彼女がどういう生き方をするかは分かりませんが、新たな犠牲者を生まないことを祈るばかりです。

    作者からの返信

    Youlifeさん、物語に最後までお付き合いくださり、温かいコメントをありがとうございます!(*´∇`*)✨

    そうですね。母に縛られ続ける地獄も、ピアノをやめて母から見放されることも、優希には耐えることができなかっただろうと思います。ギリギリまで追い詰められた時に聞いたフレデリックの誘いは、まさに彼を救ったのでしょうね。大好きな作曲家に導かれ、空へ飛んだ彼は幸せだったに違いない……そう思います。
    美那子は、こういう結末にならなければ自分の愚かさに気づけなかったのだろうという気がします。気づいた時には何もかもが手遅れ……彼女はここからどう生きるのでしょうね。新たな犠牲者……うーん、そういう強烈な女も逆に振り切っていて興味が湧きます……´д` ;

    作品へ細やかなコメントと、たくさんの☆をくださり、ありがとうございます!心より、深く感謝申し上げます!(*´∇`*)💐✨

    編集済
  • 第3話への応援コメント

    フレデリックのお陰で自由な演奏、ありのままの自分を取り戻したのに、
    母には全く受け入れられていませんでしたね。
    母に受け入れられるには、ロボットになるしかないんでしょうね……。
    最期の数行、思わず歯ぎしりしながら読んでおりました(-_-;)。

    作者からの返信

    Youlifeさん、コメントをありがとうございます!(*´꒳`*)♡

    まさに仰る通りですね。フレデリックの言葉で、自分に自信を持つきっかけが生まれかけていたのに、母親はそれを完全に踏み躙り、叩きのめしました。まさに、母の指示通りに動くこと以外、優希が認められる道はないのでしょうね。
    予選を通過したにも関わらず、温かな評価を一切もらえなかった優希。その悲しみや絶望はどれほど深かっただろうかと思います。

  • 最終話への応援コメント

    何という結末でしょう……。
    悲しい最後でしたが、来世ではフレデリックと優希くんに安らぎが訪れて欲しいと願わずにはいられません。

    教育虐待。母には猛省を促したいですね……。

    考えさせられる作品。胸に響きました!

    作者からの返信

    銀鏡さん、作品へお立ち寄りくださり、温かいコメントをありがとうございます!(*´꒳`*)✨

    優希は漸く苦痛から解放されましたね。ずっと愛し続けた作曲家であるフレデリックに導かれて空へ飛び立つのは、彼にとって幸せだったに違いない……と思うのです。
    母親は、完全に優希に依存していたのですね。ピアノを叩き込み、輝かしいものを掴ませることが自分の生きる意味になっていたのだろうと思います。息子を失い、それがいかに残酷だったかに気づいた彼女は、これからどのように日々を生きるのでしょう……

    作品に温かなご感想とたくさんの☆をくださり、ありがとうございます!心より、深く感謝申し上げます!(*´∇`*)💐✨

    編集済
  • 最終話への応援コメント

    すごくよかったです!フレデリックは優希がぎりぎりの状態の自分を救うために生み出した幻影と感じました。苗字でなくて名前であるところが、理解者を求めていたのが強く表れているようで。思いがけない最後でしたが、やっと楽になれたと思いたいです。
    お母さんは本当にもう……言葉が出ません。最後に気づいてももう遅い。失う前に気づくべきだったのに。でも、読者を憤らせるこの人のような考え方、視野の狭さが、自分にもどこかで染みついていないだろうか、と考えさせられます。
    教育虐待という言葉を最近目にしますが、親自身の過去にも結び付いているとうかがわせるところもあって、やはり連鎖してしまうのかな、と思いました。
    ピアノをテーマにしながらも、親子やさらに広く社会のありようも考えさせる物語でした。ありがとうございます。

    作者からの返信

    柊さん、作品へお立ち寄りくださり、奥深いご感想をありがとうございます!(*´∇`*)✨

    まさに仰る通りです。フレデリックは、極限状態の中で救いを求めた優希が作り出した妄想だったのではないかと思います。幼い頃から、彼の音楽は誰よりも優希に寄り添い、語りかけ、励まし続けていたのでしょうね。
    母親にも、苦しい過去がありましたね。その悔しさはどれほどだっただろうと思います。しかし、鬱積した感情をそのまま、才能の片鱗を見せる息子に被せ、成功を強要してしまった……。大切なものを失わなければ、彼女はそのことに気づかなかったのだろうという気もします……。
    まさにその通りですね。親から何かを背負わされ強いられた経験があると、無意識に子供にも同じ態度になってしまう傾向があると思います。そして子供は、親の感情をただ受け止める以外にない場合がとても多い気がするのです。子供の心が決壊する前に、親や大人がそのことに気づかなければ、子供が救われる道は閉ざされてしまう。そんなことを強く思います。

    作品へ鋭いご感想と☆、そして温かく細やかなレビューをくださり、ありがとうございます!いただいた一言一言に、胸がじわっと熱くなっております(´;ω;`)✨
    心より、深く感謝申し上げます!(*´∇`*)💐✨

  • 最終話への応援コメント

    完璧な演奏ではなくて、もっと息子の苦しそうな演奏や言葉に耳を傾けてほしかったです(´;ω;`)ウゥゥ
    せめて優希くんが遠いところへ行っても楽しい演奏ができていますように。

    作者からの返信

    羽間さん、物語に最後までお付き合いくださり、コメントをありがとうございます!(*^^*)♡

    母親は、息子の存在を全く見ていなかったのですね。彼女が見ていたのは、ただ勝つこと、ピアニストの地位を息子に握らせて自分の屈辱を晴らすこと。それだけでした。
    優希は、きっとこれからもフレデリックと一緒ですね。今度こそ、心から溢れ出す音を思う存分奏でるのだろうと思います。

    作品へ温かいコメントと☆、そして素晴らしいレビューをくださり、ありがとうございます!喜びで頬をだらしなく緩ませております♡♡(笑)
    心より、深く感謝申し上げます!(*´∇`*)💐✨

  • 第1話への応援コメント

    お母さん、その期待が重荷になっていることに気づいて……

    作者からの返信

    羽間さん、作品へお立ち寄りくださり、コメントをありがとうございます!(*^^*)♡

    まさにそれですね……目の前の優希の表情を、よく見てあげてほしいです……

  • 第1話への応援コメント

    優希のお母さん、昔僕が書いた「一瞬の夏」の奈緒の母親や「紡ぎの調べ」の小川みたいですね。血も涙もない所が特に……。
    優希は奈緒みたいに思い詰めなければ良いですが、
    フレデリックが彼女を救ってくれることを祈ります。

    作者からの返信

    Youlifeさん、作品へお立ち寄りくださり、コメントをありがとうございます!(*^^*)♡

    まさにそうですね!奈緒さんのお母さん、強烈な人でしたよね……´д` ;
    母親の執着に縛られ、苦しみ悶える優希。フレデリックが差し伸べる手は、彼の心を救えるのでしょうか?

  • 最終話への応援コメント

    悲しい結末でしたが、優希さんの心はこれで自由になれたのですね……。(/_;)

    お母さんは自分がしてきたことの理不尽さがどれだけ優希さんを苦しめていたのか。優希さんを失って初めて理解できるなんて、悲しいですね。

    作者からの返信

    a y a neさん、物語に最後までお付き合いくださり、コメントをありがとうございます!(*´∇`*)♡

    優希は、地獄のような母親の呪縛からようやく解放されましたね。深く慕うフレデリックに導かれて空へ飛び立った瞬間は、きっと幸せだったのではないかと思います。
    母親は、息子を失って初めて、自分がしてきたことの愚かさと残酷さを自覚するのですね。果てしない後悔と虚しさしか残らない時間を、一体彼女はどう過ごすのか……

    作品へ温かいコメントと、たくさんの☆をくださり、ありがとうございます!心より、深く感謝申し上げます!(*´∇`*)💐✨

    編集済
  • 第3話への応援コメント

    >「あんな演奏、本選ではさせないわよ。絶対に」

    お母さんの言葉は、心をグサグサと切り裂きますね。(>_<)辛いです。

    作者からの返信

    a y a neさん、コメントをありがとうございます!(*^^*)♡

    母親は、もう優希を見てはいないのですね。優希という道具を自分の思い通りに動かし、一位を受賞させる。そのことしか考えていません。息子がどれほど苦しみ、葛藤した末に奏でた音なのか……そんなことは微塵も考えない母親。彼女のピアニストへの執着は狂気にも近いのではないかと思います。

  • 最終話への応援コメント

    おう、まさか……
    本当に大切なモノはこの世にはない、追い詰められてしまうとそう思い込んでしまうものなのか。
    音を楽しむ、ただそれだけでも良かった。
    本当に大事なものは自分の中に答えがあるのですが、そこに気が付けるかどうか。
    気が付かないすれ違い、そんな結末だったのかな、と。

    作者からの返信

    出っぱなしさん、作品へお立ち寄りくださり、コメントをありがとうございます!(*^^*)♡

    優希は、ギリギリまで追い詰められた極限状態の中にいたのでしょうね。息子の葛藤や苦悩の結晶だった演奏を「出鱈目」と言い放つ母親。親から自分の存在を否定された時、子供はその苦痛をどう凌げば良いのか。十三歳という年齢で、この地獄から何とか立ち上がる方法は……救いを求めた末に現れたフレデリックは、孤独な優希が作り出した妄想だったのかもしれませんね。
    優希は、優れた才能と大きな可能性を持った子だったのだろうと思います。しかし母の執着は狂気にも近く、息子の芽を育てるどころかめちゃくちゃに踏み躙ったのですね。母から逃れられないままフレデリックと共に空へ飛び立った優希。母親は、これでやっと自分の愚かさに気づくのでしょう。

    作品へ温かいコメントと高い評価をくださり、ありがとうございます!心より、深く感謝申し上げます!(*´∇`*)💐✨

    編集済
  • 第1話への応援コメント

    玩具のピアノで目覚めたあたりは、「辻井 伸行」さんの人生を彷彿とさせられるものがありました。やはり、お母さんは彼に生きがいをと模索していたのでしょう。本人の努力だけでは世の中は難しい。でも音楽の前に平等ですよね。私は、クラシックの畑にいたのに、音楽についてあまり分かっていなかったです。中高の音楽は声楽で歌うのがテストだったような。水口先生にはお世話になったままだなあ。自分も還暦が近づいてくると、あちらの方々のご健康など気になるようになりました。出っぱなしさんの所でぶどう関連の恩師について、連絡を取れていないので、手紙でも……と書きましたら、できるときにした方がいいよと仰ってくれて、時間がかかりましたが、お手紙出せました。あおう! また、脱線トークだわ。ナイショでもありませんが、うちの子はゆうきというんですよ。読みがね。(笑)。

    作者からの返信

    いすみさん、作品へお立ち寄りくださり、コメントをありがとうございます!(*^^*)♡

    辻井さんも、幼い頃に類稀な才能を開花させていますよね。優希はおもちゃのピアノで夢中で遊ぶ、くらいだったのだろうなと思います(*´꒳`*)
    クラシックって、めちゃくちゃ奥が深いですよね。私も小学生の頃はオーケストラにいたり、それこそ姉が幼い頃からショパンフリークで私もショパンに浸かり切って育ったのですが、やはり自分の好みに合う曲や作曲家のことしかよく知らなくて^^;でも、何から何まで知らなくてもきっといいんですよね。愛していれば♡(笑)
    恩師の方へお手紙……素晴らしいです!!私もオーケストラでお世話になった先生にお手紙書きたいなあ……どうされていらっしゃるだろう?
    あら、ゆうきくん!(ちゃん?すみません💦)同じですね(*´꒳`*)♡♡

  • 最終話への応援コメント

    これが、優希くんにとって自由になれる唯一の方法だったのでしょうか。
    彼が心であげていた悲鳴に、お母さんがもっと早く気づいていたら。
    楽しむはずの音楽なのに、楽しさも運命も失ってしまいましたね(>_<)

    作者からの返信

    無月兄さん、物語に最後までお付き合いくださり、コメントをありがとうございます!(*´∇`*)♡

    自分が逃げ出せる道は、絶望的に塞がれていると優希は感じたのでしょうね。ピアニストに対する母の異常な執着は、彼女自身が気づく以外誰にも止められなかったのではないかと思います。
    自分の勝手な価値観やエゴを無意識に子供に押し付けている親や大人に、どうか手遅れになる前に気づいてほしい。そんなメッセージを込めた作品です。

    作品へ温かいコメントと高い評価をくださり、ありがとうございます!心より、深く感謝申し上げます(*´∇`*)💐✨

  • 最終話への応援コメント

    わわわ……。
    お母さんが見た現実はちがうかもですが、優希とフレデリックは自由に音楽を楽しめる場所に行った感じもしますね。描写も美しかったです!

    作者からの返信

    チエさん、物語に最後までお付き合いくださり、コメントをありがとうございます!(*´∇`*)♡

    この作品には、明るく前を向くラストでは伝わらないメッセージを込めたいと思いました。子供に的外れな価値観押し付けてる親や大人、手遅れになる前に気づけよ!!と💦
    フレデリックは、優希が創り出した妄想だったのかもしれませんね。けれど、深く慕う作曲家に導かれた眩しい瞬間は幸せだったはずだ……と思います。

    作品へ温かいコメントと高い評価をくださり、ありがとうございます!心より、深く感謝申し上げます(*´∇`*)💐✨

    編集済
  • 最終話への応援コメント

    そんな……

    作者からの返信

    蜂蜜の里さん、物語に最後までお付き合いくださり、コメントをありがとうございます!(*´∇`*)✨

    前向きなラストにできず、ごめんなさい!(>_<)💦
    どんなに自己中心的で冷酷な親でも、子供は親の作る世界から容易には出られないのだということや、親が悩みを聞く姿勢を見せなければ子供は苦悩を抱え、ともすれば何も打ち明けずこの世を去ってしまう場合もあること、そして最近よく言われる教育虐待などのことも思い浮かべつつ書いた作品でした。
    大人の勝手な価値観やエゴを子供に押し付けることをやめ、子供本人の幸せを考えること。子供の本心や悩みに真摯に向き合ってやることの必要性。そんなことが、少しでも多くの人に届くといいなと、心から思います。

    作品へ高い評価を賜り、ありがとうございます!心より、深く感謝申し上げます(*´∇`*)💐✨

  • 最終話への応援コメント

    まさかバッドエンドになるなんて。
    音楽が好きで、楽しく引いていたかっただけの優希と、ピアニストにさせたかったお母さん。
    2人のズレは、最後まで埋まりませんでしたか。
    これで良かったとは思いませんけど、このままお母さんの元でピアノを引いていても、苦しいだけでしたし。
    何が正解だったのか、分かりませんね(>_<)

    作者からの返信

    無月弟さん、物語に最後までお付き合いくださり、コメントをありがとうございます!(*´∇`*)✨

    どれほど自己中心的で冷酷な親だとしても、子供にとって親は「絶対的存在」になってしまうものだということや、親が悩みを聞く姿勢を見せなければ子供は苦悩を抱え続けるということ、そして最近よく言われる教育虐待などのことも思い浮かべつつ書いた作品でした。
    子供に何を与えることが本当の幸せなのか、親や大人は子供の本心や悩みに向き合ってやれているか。そんなことが、少しでも多くの人に届くといいなと、心から思います。

    作品へ温かいコメントと高い評価を賜り、ありがとうございます!心より、深く感謝申し上げます(*´∇`*)💐✨

    編集済
  • 第2話への応援コメント

    音を自由に楽しむ。文字通り、音楽って本来そういうものですよね。
    ずっと苦しい思いをしながら音楽を続けてきた優希。フレデリックと出会ったことで少しでもその苦しみから解放されてくれたらと思いますが、なんとかなるでしょうか?

    作者からの返信

    無月兄さん、コメントをありがとうございます!(*^^*)♡

    そうですね。自分の自由に音楽を楽しむことを禁じられ、その練習はどれほど苦痛かと思います´д` ;フレデリックの真っ直ぐな優しさが、優希に力をくれると良いのですが……

  • 第1話への応援コメント

    >「あなたと母さんの夢が叶えば、全てが報われるんだもの。……あなたなら絶対に勝ち抜けるわ」

    これは母だけの夢。
    自分の夢ならば耐えられますが、一日十時間、母の叱責を受けて弾くピアノは苦痛でしかないですね。(>_<)

    作者からの返信

    ayaneさん、作品へお立ち寄りくださり、コメントをありがとうございます!(*´꒳`*)♡

    まさにその通りですね。母親は、自分の鬱積した欲求や挫折の悔しさを解消するために息子を使っているだけなのです。母親から背負わされるものを、優希はただ受け止めるしかありません。これでは身体も心も壊れてしまいますね……´д` ;

  • 第1話への応援コメント

    音に魅了されて、好きではじめたピアノだったのに、今では優希を苦しめるなんて。
    こんな目にあいたくて、ピアノをはじめたわけじゃないのに。
    音を楽しむのが音楽なのに、あんまりです(>_<)

    現れたフレデリック。優希の味方になってくれるでしょうか?

    作者からの返信

    無月弟さん、作品へお立ち寄りくださり、コメントをありがとうございます!(*´꒳`*)♡

    まさにその通りですね。優希の音楽への興味を感じ取った母親は、息子に自分の挫折のリベンジをさせ始めたのですね。けれど優希にとっては、それはただの苦痛でしかありません。
    孤独な中で苦しむ優希の前に現れたフレデリックは、彼に手を差し伸べてくれるのでしょうか。

    編集済
  • 第1話への応援コメント

    あなたと母さんの夢なんて言っていますが、優希にとっては夢でもなんでもなく、ただの苦行となっているようにしか見えません。
    大好きだった音楽で、こんなにも苦しむことになるなんて(´;ω;`)

    作者からの返信

    無月兄さん、作品へお立ち寄りくださり、コメントをありがとうございます!(*´∇`*)♡

    まさにその通りですね。母親のピアニストへの激しい執着は、優希にとってはただの苦痛でしかありません。父も去っていった孤独の中、ただひたすら苦しみ悶えています。