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まるで音楽が聞こえてくるような描写、優希君の生き生きとした演奏が感じられてとても素敵です。
音楽が苦痛になっていた優希君、フレデリックとの出逢いで「音楽」を取り戻すことができるのか……。
ページを捲る手が止められません。
作者からの返信
ときの様、作品へお立ち寄りくださり、細やかなコメントをありがとうございます!(*´꒳`*)✨
ショパンの曲はどれも大好きで、この作品に登場する曲の描写は自分でも思い切り感情移入しながら綴りました。嬉しいご感想をありがとうございます!✨
母に過酷な練習を強いられ、心身を擦り減らしている優希。そこへ手を差し伸べるように現れたフレデリック。彼は優希の孤独な苦悩を救ってやれるでしょうか……
楽譜通りではないと叱られるとは、ある種のジャズというかある種のアレンジというかそうも言えますよね。それにしても不思議な世界なのにフレデリックはとけこんでおりますね。
作者からの返信
いすみさん、コメントをありがとうございます!(*´꒳`*)✨
そうですね。自分の感情を思い切り込めたいという欲求が音のアレンジなどになって楽譜からはみ出してしまう、という感じなのかもしれません。楽譜から多少外れても、聴いていて心地良ければ音楽として大いに価値があるのと思うのですが……大きなコンクールとかになると、どうなのか?💦
フレデリックは、本当に昔からの友人のように馴染んでいますね(*´꒳`*)
気持ちの赴くままにピアノを弾くくだりに、かなり前に動画サイトで視たアンドレ・リュウのコンサートを思いだしました。
訪れた国の人気曲を楽しそうに笑顔で演奏している楽団と、肩を組んで歌っている観客たちの様子に、そうだ、音楽ってこういうものだったよなとものすごく感動したんです。もっと完璧な、素晴らしい演奏を聴かせる人もいるでしょう。でも、アンドレ・リュウの、動画で視ただけのコンサートは他のなによりも、音楽の持ついちばん大切なものを響かせてくれた気がします。
優希くん、フレデリックに云われて好きなように弾いて、初めて音楽に心を揺さぶられたときの気持ちを思いだしたことでしょう。その優希くんが、これから母親のもとでどう音楽を続けていくのか……引き続き読ませていただきます♪(´∀`*)
作者からの返信
烏丸様、作品へお立ち寄りくださり、コメントをありがとうございます!(*´꒳`*)✨
この上なく味わい深いコメントをくださり、とてもうれしいです!(*´∇`*)
まさにおっしゃる通りですね。音楽って、格式あるオーケストラや一流音楽家による超一流の演奏ももちろん素晴らしいのですが、そこに到達するための血の滲むスパルタ練習などの部分が、かなり疑問に思えることも多いのです。そうして日々の苦しい訓練を積む子どもたちの無表情を見て、心が痛んだ経験があります……´д` ;
そんなこだわりから解放された場所で、何にも囚われず湧き上がる音色を味わうことこそが、本来の「音楽」だったんじゃないか……と、そんなことを強く思います。
母との練習の厳しさに必死に耐える優希。そんな彼のもとに現れたフレデリック。ここから優希はどんな道を選ぶのでしょう。