その「出会い」があるかどうか

「推し」は作ろうと思っても中々できるものじゃない。
だってそれは「出会い」だから。

大体それは劇的じゃないし、出会ったからってすぐに全部は変わらない。

自分は結局自分だし、周りは結局周りだけど。

でもそこに「推し」がいる。ただそれだけのことが、自分のままで、一歩踏み出す勇気になる。

そうして一歩踏み出せば、その一歩がもう一歩につながる勇気になる。

そうして歩みを続けていたら。

いつの間にか、前とは少しだけ違う、だけどその少しを大切に思える自分がいる。

そんな「推し活」を、優しく丁寧に描いた素敵な作品です。

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