いつだったか、ボクシングオリンピック出場選手の女性に対して、どこぞの大臣(元大臣?)が、「嫁入り前の娘がみっともない」と言ったのを思い出しました。
なぜそういう話になるのか。
ボクシングの話だろ、これ、と不快になったのを思い出しましたが……。
プロ選手の女性は……大変ですよね。
作者からの返信
武州青嵐(さくら青嵐)さま!
今回のこの話は、スポーツ女性選手に対するわいせつなコメントや、性的な目的のための盗撮などの問題をきっかけに生まれました。なのでそこをくみ取っていただけて嬉しいです。
……が、こんなのがワサワサあると思ったら、本当にクソだなって思います( º言º)
スポーツでも、そういう目で見るような輩がいるようなのですよね。
それに対して選手が苦言を漏らしたら、そういうのがあるから競技人気が高まるなどと、ふざけたコメントがいくらかありました。
女性であるだけで、どうしてそんな不快なことを当たり前として受け入れなければならないのか。
できることなら女をやめたい。ふんな風に思ってしまうくらい、今まで嫌な思いをしてきたのだと思うと、怒りと悲しみが湧いてきます。
作者からの返信
無月兄さま!
まさしく今回の話はそこから来ています。言及してくださり嬉しいです(´;ω;`)
この悔しさ、怒り、悲しみ、それら全てをまともにやることすら出来ないほど疲れて、無力感に苛まれる。
それが「おかしい」ことだと、性別問わず皆が言う社会でありますように。
編集済
こっちは真剣に試合してるのに、邪な目でそれを汚すような輩は許せませんね( ╬ಠ益ಠ)
男とか、女性がとかじゃなくて、リンはリン。
もちろん男性として、女性として見られたい人もいますけど、性別を押し付けないでほしいですよね。
この作品のタイトル、重みが出てきました。
作者からの返信
無月弟(無月蒼)さま!
スポーツ女子選手の、わいせつな目的の盗撮とかコメントが後を絶たないと聞いて。きっと女性冒険者もそんなふうに見られることがあるんじゃないかと思いました。
最初に性別で判断しないといけないと思う人が多い中、リンの「傷」は中々理解されないと思うのですが、『私はこう見られたい』はきっと全ての人に通じるものだと思うのです。
というわけで、タイトルが一体どんな意味を持つのか。頑張ってそこまで書きます!!!( ̄▽ ̄;)
編集済
昔、フランス外人部隊に所属する、女性だけの部隊を描いた劇画を読んだことがあります。主人公はその部隊の指揮官で、当人も女性であります。
その主人公が、まだ一般人だったときの回想場面で、場末の酒場に入ったくだりがありました。
その酒場で、化粧を解いたマダムがこういうのです。
『女は女でいることに疲れるものさ』
歴史心理学においては、いつの時代のどんな場所だろうと、人の考えることは大して変わらないそうです。ご作品でも、異世界転生において、まさに実物がもたらされました。
ところで、擬態宝箱君はそんな愚かな品性下劣にかからずすんでいるようで、何よりです。
作者からの返信
マスケッター様!
真摯なコメントありがとうございます。性的に見られること、性の役割を押し付けられることは、めちゃくちゃ疲れます汗
きっとこの世界でもそれは起きていると思いました。
ヒムロくんは前世ではあまり疑問に思わずノリで乗っていましたが、リンの言葉で「相手がどう思うか」に気づけたようです。