このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(187文字)
息苦しい教室の中で、結城希は何かをするたびにあげつらわれ、いじめられていた。「消えたい」「透明になりたい」そんな中、自分と同じ境遇だと思われる霧島怜と出会う。しかし途中で、彼女はある真相に気づき…「消えたい」「透明になりたい」作中何度も出てくるこの言葉が、どんどん意味を変えていく。切なくて、悲しくて、どこか愛おしいお話です。