第5話 死別

6歳3月、1年間ごく普通だけど楽しい日々を過ごした保育園を卒園した。

そして、ごく普通に小学校に入学。

保育園から好きな子とも、同じ小学校で、登下校も共に過ごす日々だった。

1番覚えているエピソードは、登校中、猫に夢中になり、道路で猫を触っていたら車のクラクションがなるまで、渋滞させてしまったこと。


小学1年生もごく普通に過ごしていたKだが、やんちゃ系で担任や母親に良く叱られていた記憶がある。

1年生某日、休み時間中、従姉妹の姉がKを迎えにきた。理由はわからず病院に向かったK。

おばあちゃんが膵臓癌で、危篤状態にあった。

長い時間おばあちゃんの病室で親戚と過ごしたKは夕方、親戚が買ってきたドーナツを取りに車へ向かい病室に戻るとおばあちゃんが亡くなっていた。

6歳のKは何が何だかわからなかったが、皆涙しているのを見て、一緒に涙した。

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一般人間K @11ko-ki

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