萌え回復!アニメ系の裏事情がわかる社長は、強かった!
冒険者たちのぽかぽか酒場
第1話 ピンチは、新入社員たちのアニメパワーで勝て!いけ~!こういう社長がたくさんいたら、面白くて頼りになるのにな~
「もう、アニメ系で勝つしかない!」
経営ピンチな会社の社長が、変わったことを言いだした。
ベテラン社員たちには、不思議でならない。
「あの若い社長は、言うことがちがう」
「ハイスペックZ世代」
「こうなったらって、何?」
「アニメ系で勝つ?」
「また、変なことを…」
が、社長は本気。
「目標まで、あと500万!」
500万っていうのは、500万円のこと。
かたむきかけたこの会社を救うのに必要な、金。
戦闘力のことではないので、良い子はまちがえないように。
「皆!500万が入らなければ、この会社に未来はない!新入社員たちの力を、借りようじゃないか!」
社長は元気。
ベテラン社員たちは、がっくりきているが。
それも、当然か。
あの世代は、いろいろと悪いことをするからね。
そもそも、何が悪いことなのかがわかっていないし。
「会社の更衣室に、盗撮カメラをしかける」
「撮って、SNSで拡散する」
「仕事中に、勝手にトイレにいく」
「勝手に死ぬ」
そういうことをする人たちに、何を期待するんだ?
「新入社員たちは、社会よりもアニメ系が大切と思っているんだろう?仕事中に動画を見ているあいつらに、何の力がある!」
ベテラン社員たちは、怒る怒る。
が、社長は自信たっぷり。
ついに社長自ら、新入社員たちに命令を下した。
「君たち!1週間に1枚、だれにも負けないような良い感じのハガキをわが社に送ってきなさい!内容は、何でもかまわん!」
新入社員たちにも、ハテナハテナの命令だ。
「…何、その命令?」
社長は、こうも言う。
「命令通りに最高の物を送ってくれたら、君たちの悪ふざけは忘れよう」
それなら良いかと、新入社員たち。
「それぞれが思う良い感じの」ハガキを会社に送るイベントが、スタート。
約3ヵ月後、社長がニヤリ。
「もう、ハガキ作戦は終了だ。皆、良くやった!」
目標の500万円が、集まったらしい。
「君たちが送ってきた百枚を超すハガキの中に、レアなアニメ切手が数枚混ざっていたよ」
ピンチだった会社は、一気に回復。
ネットオークションにレア切手を出品したら、全部で500万円の値が付いたという。
これが、あの世代の使い道。
「…計画通り」
アニメ系をわかっている社長は、強かった。
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