1.ポケポケについて思うこと

学生というものは得てして流行に敏感なものです。特に大学生などは金銭的な余裕があるからか、もしくはある程度の自由があるからかわかりませんが、特にその傾向があるように思えます。


服装・髪・映画などの映像作品・音楽・ゲームなどなど...

流行と一口に言ってもさまざまなものがあるわけですが、その中でも我々学生の間で大流行しているゲームが存在します。


そのゲームこそが、今回のタイトルにもあるようにポケポケというわけです。正直なところ大きなブームは去ってしまったような気がしますが、私もポケモンマスターをめざして、友人たちとの醜い争いに日々身を投じています。



さて、ここでポケポケとはどういったものなのかということを今一度説明しましょう。

ポケポケとはなんぞやと思っていた方も安心してください。



ポケポケとは「Pokémon Trading Card Game Pocket」という正式名称を持つスマートフォン向けゲームアプリです。名前からわかるとおり

「ポケモンカードをゲームアプリとしてスマホの中に収めてポケットサイズにしたよ」

というアプリなわけです。

ある程度の場所やカード等これまで必要だったものを用意する必要はなく、スマホ一つで気軽に楽しめるというわけで、これまたかがくのちからってすげー!となる代物となっております。



それにしてもポケモンカードという響き、めちゃくちゃ懐かしくないですか。ポケモンのゲームやアニメは言わずもがな、誰しもが幼少期に一度は触れたことがあるんじゃないでしょうか。


かく言う私も小学校低学年まではポケカを楽しんでおり、バディファイトに取って代わられるまで、ポケカは幼児どもの間で最も遊ばれていたカードゲームでした。



話がそれましたが、今回はポケポケについて思うことを喋る回です。このままではただのステマになってしまうので思いの丈をぶちまけていきましょう。






さて、ポケポケを一ヶ月ほどプレイした私が今ポケポケに抱いている感想は

「コイントスで自分の運勢を確認するゲーム」です。

カードゲームがどうしたらコインで運勢を決めるゲームになるんだ??と思う方もいらっしゃるかもしれないので、ここで軽くポケポケのルールを軽く説明をば。


デッキ枚数はカード20枚、同名カードは2枚まで、バトルゾーンと控えゾーンにポケモンを出し、相手のポケモンを2〜3体倒せば勝利となります。この他にもルールはありますが、まずはこれだけ知っていれば大丈夫でしょう。



ポケモンでポケモンを倒す。そこで重要となってくるのが「わざ」の存在でしょう。

相手のポケモンにどのわざを出すのか、逆に相手はどんなわざを出してくるのか...その駆け引きこそがポケモンのあらゆる媒体において最も重要な箇所の一つであり、醍醐味でもあるわけです。


ポケモンカードにおいても「わざ」の重要性は変わりません。むしろポケモンカードにおいてはわざの性能がポケモンの全てとも言えるので、ポケモンのゲームよりその重要度は高いでしょう。しかし、同程度、あるいはそれ以上にポケモンカードにおいて重要な要素として「エネルギー」の存在があります。



エネルギーが重要な理由は単純明快であり、ポケモンの全てとも言える「わざ」を使用するにはエネルギーが必須だからです。


ポケモンカードではわざ毎に必要エネルギーが設定されており、必要分のエネルギーがポケモンについていなければ決してわざを使用することができません。極端な話、いかに格式高い伝説のポケモンであってもエネルギーがなければただのサンドバッグでしかないわけです。


なお、控えゾーンに本命のポケモンを出し準備をさせ、バトルゾーンに壁としてポケモンを出す者もいるようです。

プラズマ団かなにかなのでしょうか。



とにかくエネルギーは重要なものであり、エネルギーをより早く、より多く集めた方が有利となるわけです。そんなエネルギーですが、ポケポケにおいてはポケモンにエネルギーをつける手段が主に四つあります。



一ターンに一度エネルギーゾーンからエネルギーを、バトル場かベンチ(控えゾーン)にいる好きなポケモンにつけることが出来る。

なお、先行側は最初の一ターンの間エネルギーをつけることができない(先行後攻はコインの表裏で決まる)。


トレーナーズを使用する(カスミ)

効果「自分の水ポケモンを一匹選ぶ。ウラが出るまでコインを投げ、オモテの数ぶんの水エネルギーを自分のエネルギーゾーンから出し、そのポケモンにつける。」※一ターン一度のみ

マチスとタケシ?知らない子ですね...


わざを使用する(ファイヤーEX)

効果「コインを三回投げ、オモテの数ぶんの炎エネルギーを自分のエネルギーゾーンから出し、ベンチの炎ポケモンに好きなようにつける。」※0ダメージ


特性を使用する(サーナイト・レアコイル)

効果「自分の番に一回使える。自分のエネルギーゾーンから自分と同属性のエネルギーを一個出し、バトル場の自分と同属性のポケモンにつける。」



ここで初めてコインという単語が登場しましたが、これらの文に私が「コイントスで自分の運勢を確認するゲーム」と感じた理由の七割が詰め込まれています。

そうです、主なエネルギー入手手段の四分の三にコイントスが絡んでいるのです。

ここまで読んでくださった皆さんなら、コイントスで後攻になった側が有利だということも、すんなり理解できたでしょう。



その他にも、「まひ」「ねむり」等のコイントスの表裏次第で行動できなくなる状態異常を誘発するわざや、コイントスの表裏でダメージが決まるわざも存在します。

これらの存在が残りの理由の三割なのですが、そもそものわざのダメージ少なかったり、コイントスの結果次第でダメージが与えられない、状態異常にならないなどリスクも含んでいるわざなので、私は「運ゲーだな...」と感じながら面白い要素だとも思っています。





さて、私が真に許せないのは「カスミ」です。

上記したわざを持つポケモンたちやファイヤーは、しっかりとしたリスクを背負ってコイントスに臨んできます。リターンが大きいのだからリスクも大きい。運ゲーのあるべき姿です。


しかしこの女はどうでしょう。トレーナーズは一ターンに一枚のみという縛りと自分のビジュアルを盾にして、ほぼノーリスクで運ゲーを仕掛けてきます。

コイントスが上手くいけば、最悪の場合一ターンキル。

コイントスが上手くいかなくとも、何も無かったかのようにターン継続。

なんなんですかね、これ。安定しないとか知ったこっちゃないです。ほぼノーリスクで運ゲーしてるのがあかんのですよ。タケシとマチスも岩陰で泣いてますよ。



...と、ここまで呪詛をつらつらと吐いてきたのですが、私が「コイントスで運勢を確認するゲーム」と感じるような状況を打破するには、後攻有利なゲーム性とカスミをなんとかするしかないと思うわけです。


例えばカスミには「コイントスは二回」と制限するとか、先行は「エネルギーを付与できるがわざを使用できない」と原作準拠の制限を設けるとか...

しかしながらカードの下方修正が難しいことがわかってしまうのも、先行有利になってしまうのが予想できてしまうのも悩ましいところです。ピカ様もいますし...




ここまでマイナスなことばかりを綴ってきたわけですが、もちろん素晴らしい点も存在します。パックのシステムとゲットチャレンジがその最たるもので、時間経過でカードパック開封や任意のカードの確率入手ができるのは、ログインだけする人もやりこむ人も救う画期的なシステムだと思っています。


それと既に述べましたが、スマホ一つでポケカができるというのも素晴らしいことです。カードゲームを始める上で障害となるのがカードにかかるお金や実物の管理、そして場所です。それらが一気にクリアされたことで、多くの人がプレイしているのでしょう。



これから新しいカードパックが追加され、さらなる盛り上がりを見せるであろうポケポケ。

リリースから一ヶ月ほどですし、皆さんも私と共にポケモンマスターを目指しましょう。






※ここからはポケポケをプレイしている人向けのお話です。

未プレイの方にも魅力が伝われば幸いです。




中毒性ありますよね、ポケポケ。

既に45勝は達成しているので得られるものは少ないのですが、経験値と勝利を求めてついつい対戦してしまいます。


友人と対戦する時はコイントスの反応を見るのが面白いのですが、一度コイントスが終わってから相手に結果が表示されるので、フライングで反応されたりしちゃったりでそこが少し残念です。相手の画面を覗いたら手札見えちゃうし...


相手がトスしているのがリアルタイムで見れたら一喜一憂しあって楽しめるんですけどね、通信対戦なだけあって難しいのでしょうか。

友人との数mの距離をもどかしく感じるのと同時に、ポケカのダメージカウンターやコインできゃっきゃしてたあの頃の時間は、唯一無二だったんだなと今更ながら感じます。





それはさておき、私は今現在メルメタルを主軸としたデッキと、カイリキーEXを主軸にしたデッキを使用しております。

ピカ様が2枚ないことも理由の一つですが、単純に使ってて楽しいんですよね。耐えて殴って勝つという感覚が楽しいのなんの。


カイリキーデッキは本当に筋肉しかないぜ!!!って感じがして、且つピカ様対策もできて好きなんですが、メルメタルデッキも色んな悪さができて好きですね。バタフリーを入れて耐久してもよし、ゲッコウガを入れて嫌がらせしてもよし、なデッキなので頻繁に悪い顔ができます。スリーパーでもっと嫌がらせしてもいいかもしれませんね。



そんな二つのデッキを愛用している私ですが、顔が梅干しみたいになってしまう瞬間があります。ミュウツーデッキと遭遇した瞬間です。


いや、本気でつらいんですよ。

カイリキーデッキはまだ抗えるほうですが、メルメタルデッキのほうはありえんつらいです。

メルメタルのぼでーが耐えられる限界が140ダメージでミュウツーさんは150ダメージをぽんぽこ投げてくるわけです。なんとびっくり我らがメルメタルさんが丁度死んでしまいます。


私も対抗してミュウツーデッキを作ろうとしましたが、サーナイトが一体しかいないんですね。不思議です。ちくしょうめ。



そんなわけでミュウツーにメタを張れるデッキを募集中です。




それでは皆さん、楽しいポケポケライフを。

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いち大学生の呪詛 てむお @temuo

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