第6話 元旦の早朝
昨日の自宅爆破のニュースで持ち切りになった、犯人グループは社会ではなく個人に恨みがあるんではないかとニュースでやっていた。久しぶりに四人揃い早朝のニュースを見ながら微笑み合う、Dが三人と合流することは珍しい、面接官として違う場所で面接をしているのとBとCと波長が合わないのでDから三人がいる事務所に来ることは無いが年始の挨拶と言うことでDも呼び年始の挨拶をした。元旦に爆破される予定箇所は一つもなかった、二日と三日に浅草寺やら神社が爆発される。
自宅待機命令が出された日本では神社にも人がいなかった、メディアでは人いないと取り上げている、馬鹿な若者がテレビに映り「爆破なんて怖くねーよ」とテレビにイキっている映像など流されたがそんなのは四人とも気にはしなかった、爆破されるときはされるしされないときはされないのだ、元旦は爆破をされない日だった。「元旦くらいゆっくりすごそうじゃないか」というAの言葉で元旦にわざわざ爆破しなくても良いだろっていう話になりゆっくりした元旦を過ごすことになった。
配達員達にも少しのお年玉をあげ「少しは外の空気を吸ってこい」と言って外に出した、洗脳をしているので配達員達は絶対にこの場所に帰ってくる、配達員には自分の居場所がないものが多かった、もちろん金の為に来たものもいるがそういうやつらから爆弾を配達させ捕まらせる、そういうやつは四人ともすきじゃなかった、自分の居場所を探していてここが自分の居場所だと勘違いするようなやつらが四人はすきだった。大人になったら居場所は自分で作るものだ、誰かが作ってくれる場所ではない、そんなこともわかない若者が自分の居場所を求めてここにやってきてはここが本物の場所だと勘違いする、配達員達は言われた17:00に全員事務所に戻ってきた。
四人はもう一度配達員達にお年玉を渡した、こんどはお金ではない、Dが作った覚醒剤に似た成分の薬で一度やるとぬけれなくなる、シャブとは違いシャブならなんでもいいというわけではない、Dが作った薬でしか欲求が満たせなくなる、そんなものを手に入れた配達員がこの場所に戻ってこないわけがない。「今日は元旦だ、明日kじゃら仕事もあるたっぷり決めていいぞ」とDが配達員に薬を配りそれを貰い配達員達は自分の部屋に戻っていく、自分たちはやらないのでそれがどんなものかわからないがDの薬がとってもいいものだということだけはわかった。
明日は神社系を爆破させ、次の日は四人がいた会社が臨時ではいっているビルを爆破させる。次々に爆破される会社にビルなんて貸したくなくなるだろう、そうすれば経営にいきつまるのが目に見えている、それを四人は狙っている。四人それぞれ敵は違えど目的は一緒なのでそこでの結束は強い、四人はビールを片手に乾杯した。
爆破予告 櫻井 @usamimi0923
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