盗賊は語りたがる
伊豆下田守ペリー
盗賊は語りたがる
今はしがない盗賊の身の上
しかし、かつては義賊の端くれ
幾ばくかの仲間従え
奪ったのは富豪の貯え
悪い役人の腐った心構え
救ったのは民の明日へ
つなぐ命の輝きと栄え
皆は我をたたえ
思うまま召し上がれ
夜が明けるまで
紆余曲折の末辿り着いてこの地へ
参加したのはただの気まぐれ
目指すのはあての無い旅の行く末
後悔もあるが所詮は後知恵
運が悪けりゃ残るのは屍
望むのは末代まで続く身の誉れ
素早さは我が得意
進む迷宮の先
くすねる持ち物の武器
若しくは幻の魔法の籠った利器
かいくぐる数多の危機
使うは必殺の暗器
迎える絶好の時
一瞬でもたらす敵の死期
開ける宝箱のカギ
緊張で止まる吸い込んだ息
しくじれば、あの世行き
上手くいけば高まる仲間の士気
盗賊は語りたがる 伊豆下田守ペリー @Cairo_H
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